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Posted by ブクログ 2017年05月30日
20世紀100年間に発表されたうち、ベストセラー100冊を取り上げての書評対談集。おまけに21世紀にはいってからのものもいくつか。面白かった。これだけ見ると、70年代以降くらいになると、読むべきものは何もないのかって思えるくらいのブッタ斬り。かといって、何もかもをくさしているわけでは当然なく、素晴ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月01日
辛口。
よくこれ、連載できたなぁと。しかも、本の宣伝の雑誌「ダ・ヴィンチ」で。
でも、これでダメだダメだと書いてある本も、読んでもみたくなってくるところが、いい批評だなぁと思いした
ほんまにそこまで非道いのかよとか。そのひどさは好きそう(笑)とか。
はじめは、豊﨑も男の人だと思っていたのですが(...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月26日
タイトルの『百年の誤読』というのはガルシア=マルケス『百年の孤独』の捩り。
徳富蘆花『不如帰』から『セカチュー』まで、1900年〜2000年までのベストセラーを、著者の2人が対談方式でバンバン切りまくるという企画で雑誌『ダ・ヴィンチ』にて連載されていたものを書籍化したもの。ちくま文庫から出ておりま...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月31日
百年分のベストセラーをまとめて一気読みというムチャな企画。ムチャだけど、成功している。パチパチ拍手!一つ一つの作品についての批評だけではなく、「売れた」という共通点だけで並んだまとまりが映し出す時代の顔色もうかがえて楽しい。
読むことについて言えば、岡野・豊崎の二人の鋭く暖かくおもねらない読みに感心...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月12日
岡野宏文と豊崎由美が20世紀+αのベストセラー本を斬りまくる対談形式の書評集。二人のかけあいがテンポ良くて面白く、好き嫌いで評価してたりする作品があるのも笑わす(そういう作品にはちゃんとフォローをいれている)。
自分の考えや好みと違うところもあったけど、どういう所を評価するのかしないのか、ちゃんとし...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月12日
20 世紀のベストセラーを、10 年ごとの区分で各 10 冊ずつ読み直してみるという、その苦労だけでも頭が下がる思いの一冊であります。
How-To 本がベストセラーになる時代の前後でベストセラーになる作品の質が明らかに違いますね。(^^;
こと、文学については売れればよいってもんじゃないってことで...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月04日
1900年から2010年まで、100年間のベストセラーに最強の書評家2人がツッコミまくる。もー、電車の中で読んでて何度くすくす笑いを抑えるのに苦労したことか。バカ本には容赦なく、しかしいい点はきちんと評価していて、書評家としての実力を感じるだけでなく、基本的にこの2人は、人間としてものすごくまっとう...続きを読む
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