私は内気な女子です――無言でそう訴えながら新しい教室へ入っていく。早く同じような風貌の「大人しい」友だちを見つけなくては。小学五年の律(りつ)は目立たないことで居場所を守ってきた。しかしクラス替えで一緒になったのは友人もいず協調性もない「浮いた」存在の塚本瀬里奈。彼女が臆病な律を変えていく。(講談社文庫)

ジャンル
出版社
講談社
掲載誌・レーベル
講談社文庫
ページ数
256ページ
電子版発売日
2014年04月11日
紙の本の発売
2011年03月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年12月06日

"他人"を気にする子と"自分"を気にする子のお話。お手本が無いと在りたい私が分からない瀬里奈と私は近しいところがある。自分が好きな人って成りたいと思える人ばかりで、だんだんその人の考え方や振る舞い、言動を真似てくるから。自分らしさがたまに分からなくなる。多分、...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年10月25日

すごく良かった。コンビニ人間を読んですごく気に入って他の作品も読んでみたくなって読んだんだけど個人的にはコンビニ人間よりも全然良かった。瀬里奈と律の関係も物凄くよかったし、小学生の頃のあるある的な狭い世界で息苦しく生きてる感じがものすごくはまった。
2人の関係も微笑ましくて、出逢いって不思議だし大事...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年10月01日

目立つことを嫌い、かといって孤立も怖くて一生懸命に普通を装う小5の律と、新しいクラスでいつも泣いていて、誰とも接しようとせず完全に孤立している背の高い女の子の瀬里奈。冒頭は学校内の陰湿ないじめの話かと胃がキリキリしたが、まるで想像を超える話だった。くるみ割り人形を読んだことがないので「マリー」のキャ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年02月28日

コンビニ人間の後に読んでしまったので感動が薄れてしまったかもしれない。内容はコンビニ人間と似たところがあるので、作者の伝えたいメッセージの補完として読むと良いと思います。

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Posted by ブクログ 2017年02月16日

 小学5年生の田中律のクラスには、下位グループのさらに下、圧倒的異端者・塚本瀬里奈がいた。誰とも関わろうとせずすぐに泣きだす彼女は周囲からひどく疎まれ、独りでよく旧校舎の女子トイレに籠っては自分の中にある「灰色の小さな部屋」へと逃げ込んでいた。瀬里奈のことが気になる律は「灰色の部屋」へ逃げることをや...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年02月28日

であった日買った日で一気読み。
まるで自分の身に起きた事のよう。

律は自分。高校生のとき、瀬里奈のような友達がいました。
白く細長く身長が高く、人に媚びない自分らしさがある女の子。流行りや化粧や恋や学校の成績など関係ない、他の女の子とは全く違う。二人の世界があって、それが大好きでした。

胸が熱く...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年08月24日

内容自体は比較的大きな出来事が起こるでもなく、、なのですが、それでもなんだか続きが気になるし、読みやすいので一気に読んでしまいました。
内気な女性の頭の中が理解できてそれもとても興味深かったです!
村田沙耶香さんの本はなんとなく後味も残るし読みやすいし面白いし、好きです。

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Posted by ブクログ 2017年04月01日

「マウス」の意味は、①ねずみ、②内気な女の子。主人公の律は、瀬里奈に興味を持ち友達になっていく。
面白かった。

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Posted by ブクログ 2016年09月18日

 同著者の小説もかれこれ6冊目。
 主人公は『しろいろの街の~』にどことなく似ている、スクールカースト下から2番目くらいに位置する地味な小学生の女の子“田中律”。親から与えられる価値観に従い、作っている部分がたくさんありひそかに不満を抱えているが、一方で正しいものに守られている安心感も得ている。
 ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年08月15日

小学校五年生、内気な女子と同じクラスで心を閉ざす女の子が友だちになったことで物語が動き出す。クラス内ヒエラルキー的な女子のやりとりは辛辣だが、大人になっても「オンナ」の本能から一歩外れた自然体で生きようとするふたりの交流が魅力的で清涼感さえ覚える。

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