パルムの僧院(上)

パルムの僧院(上)

605円 (税込)

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3.8

イタリアの大貴族デル・ドンゴ家の次男ファブリスは“幸福の追求”に生命を賭ける情熱的な青年である。ナポレオンを崇敬してウァテルローの戦場に駆けつけ、恋のために殺人を犯して投獄され、獄中で牢獄の長官の娘クレリア・コンチと激しい恋におちる……。小公国の専制君主制度とその裏に展開される政治的陰謀を克明に描き、痛烈な諷刺的批判を加えるリアリズム文学の傑作である。

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パルムの僧院 のシリーズ作品

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  • パルムの僧院(上)
    605円 (税込)
    イタリアの大貴族デル・ドンゴ家の次男ファブリスは“幸福の追求”に生命を賭ける情熱的な青年である。ナポレオンを崇敬してウァテルローの戦場に駆けつけ、恋のために殺人を犯して投獄され、獄中で牢獄の長官の娘クレリア・コンチと激しい恋におちる……。小公国の専制君主制度とその裏に展開される政治的陰謀を克明に描き、痛烈な諷刺的批判を加えるリアリズム文学の傑作である。
  • パルムの僧院(下)
    737円 (税込)
    叔母のサンセヴェリーナ公爵夫人やその愛人で公国の宰相モスカ伯爵、クレリアらの助けでファブリスは脱獄に成功した。だが愛する人への想いに駆られ、自ら牢獄へ戻る。やがて政争の果てに新大公が誕生、放免されたファブリスは聖職者となるが……。恋に、政治に、宮廷に生きる人々の情熱的な姿を鮮やかに描き、ルネサンス期のイタリアを愛したスタンダールの晩年を代表する名作。

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パルムの僧院(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年08月19日

    1796年、ナポレオンのイタリア進行に従軍した著者が、動乱の中で徐々にナポリの文化に平常心を見出して行くストーリー。

    ヨーロッパという地続きの感覚がザラザラと、世界史で習ったフレームに色合いを与えてくれるような一冊。

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    Posted by ブクログ 2022年12月28日

    主人公のファブリス・ヴァルセラ・デル・ドンゴは北イタリア・パルム公国、デル・ドンゴ侯爵の二男にして、出生の秘密あり。

    時はナポレオンの遠征時代、フランス軍はミラノに入城、疲労困憊している軍中尉ロベールはデル・ドンゴ侯爵夫人の館に宿泊したというところから始まる。

    ミラノの郊外コモ湖のほとりグリアン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年02月12日

    正直、前半は退屈だった。以前に読んだ赤と黒がよかったので我慢して読んでいると、後半から急に面白くなってきた。
    会いたくても会えない苦しさが伝わってくる。
    しかし、無神論の自分としては盲信による無駄な苦しみとしか感じられず、いかにキリスト教というものが、人を不幸にしてきたかをもあらためて感じてしまった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年12月30日

    ファブリスーー!!この幸せ者そして馬鹿やろう(´;ω;`)恋愛を馬鹿にしているようで至極真面目に身体を張る彼が好きだぁ。そんな彼にちょっぴり共感出来るのがまたなんともいえず悔しかったり嬉しかったり‥。続き楽しみ。

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    Posted by ブクログ 2010年09月09日

    ・ファブリスは、上巻ではまだ一生をかけるような恋に落ちていません。
    ・センセヴェリーナ公爵夫人(叔母)に淡い恋心を抱くも打ち明けず。
    ・小劇団の女優と恋(と言うのかなぁ?)をして、その情夫(?)と決闘になり、相手を殺める羽目に陥ります。それがパルムから出国した理由。
    ・そして、上巻ではまだ、投獄され...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年08月28日

    池澤夏樹著「世界文学を読み解く」でテキストとして選ばれた10篇を読みながら、講義を受けていくつもりでの読書。さて、はじめて読むスタンダールはいかに。歴史小説にして恋愛小説というジャンル自体になじみがなく、興味もあまりないので苦戦。なかなか進まない。面白さがよく分からぬままなんとか読み続ける。主人公は...続きを読む

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