日本人の心のかたち

日本人の心のかたち

733円 (税込)

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日本人は両行(りょうこう)と不二(ふに)の間を行ったりきたりしながら、つねに柔らかな思考で、物事に対処してきた民族である。漢字に対抗して仮名文字を作り出したように、何か一つに絶対化せず、あえて対抗するものを作り出してきた。どうちらか一方という西欧の二元論ではなく、どちらもOKという考え方である。一方で、このように対抗させた二つを、なんとか一つに纏め上げることも大切にしてきた。たとえば、神と仏、身と心などがそうで、これがまさに和の心、物事を常に俯瞰してみる「不二」という考え方であり、唯一絶対の西欧的思考にはないものだ。グローバリズムの潮流のなか、アメリカ的システムや価値基準を押し付けられている昨今、日本らしさが消えてなくなる前に、本来の日本的価値基準に戻すべきである。

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日本人の心のかたち のユーザーレビュー

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年03月16日

    2017.3.16
    部は競争を促し、伴は和合を重視する。伴は専門職を目指すのではなく、いわば家庭の営みの延長なのである 欧米には労働そのものが苦行とも受けとられている
    2022.4.13
    われわれは事はすなわち神様が傍にいて下さる。だから楽しいのである
    どんなにミクロな世界を拡大し、あるいは遺伝子...続きを読む

    0

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