「生活の破産、人間の破産、そこから僕の芸術生活が始まる」と記した葛西善蔵は、大正末期から昭和初年へかけての純文学の象徴であった。文学の為にはすべてを犠牲にする特異無類の生活態度で、哀愁と飄逸を漂わせた凄絶苛烈な作品を描いた。処女作「哀しき父」、出世作「子をつれて」、絶筆「忌明」のほか「馬糞石」「蠢く者」「湖畔手記」など代表作15篇。

ジャンル
出版社
講談社
掲載誌・レーベル
講談社文芸文庫
ページ数
330ページ
電子版発売日
2014年03月28日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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哀しき父 椎の若葉

Posted by ブクログ 2015年02月23日

何かを成したい、という理想がありながら行動を起こせず、生きることすら真剣になれず、そのとき可能な楽な選択をし続けた結果あらゆるものに縛られて身動きが取れなくなる男。生きるうえで目標を持てず上昇思考でもいられない人々につかの間の安らぎを与える一冊。ここ数年で一番共感を得られた。

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哀しき父 椎の若葉

Posted by ブクログ 2011年07月21日

素晴らしい作家を発見。
この葛西善蔵の芸風、好きに決まっている。
芸のためなら女房も泣かす、ついでにメカケも泣かす。
これも全部芸のため。
思わず笑ってしまう自己暴露的私小説。
ダメ人間は借金しても必読の一冊。
この葛西善蔵は青森出身で、その業の深さに思わず納得してしまった。
かの太宰...続きを読む

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哀しき父 椎の若葉

Posted by ブクログ 2010年08月09日

8/9
芸術を生かすために身を滅ぼした、という背景を考慮すれば星四つだけど、大して面白くはなかった。

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