生きることは悩むことだ。悩みから逃げず、きちんと悩める人にだけ濃密な人生はやってくる。ただし、やみくもに悩めばいいわけではない。心が弱っている人は、自分の内面を見つめず現実をしのぐ工夫から始める。心がある程度頑丈ならば、自己を掘り下げ、悩みの正体を受け止める。苦悩する人々に寄り添い続ける心理カウンセラーが、フランクル、フォーカシング、森田療法、ミンデルらの手法をもとに濃く深く生きるための正しい悩み方を伝授する。
ユーザーレビュー
Posted by ブクログ 2014年03月23日
悩み、悩むことを、人生からの問いかけと捉えて意味を見出していくフランクルのアプローチ。そして悩みから逃げ出すべきときの、しのぐテクニックとしてのスプリッティング(目の前の単純作業に意識を集中させる)と脱同一化(感情とそれを観察する自分を分ける)。
やがてエネルギーができたときの、悩みに向き合うテクニ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月23日
面白い。いろんな感情を整理する時に役立ちそう。絶望を経験すると、体験するのかもしれない超常現象的な神秘体験も興味深い。
Posted by ブクログ 2014年02月26日
姜尚氏もしかりですが、実際に悩んでるかたには難解というか学者的過ぎるというかとっつきにくいかも的な印象。
そして悩んでない者にとっては、著者の実体験部分の話がちょっと重いのではないか。
ファンとか読み慣れてるかたなら、ストレスなく読めるのだろうけど。。
Posted by ブクログ 2016年05月02日
諸富さんの本も読んでいくうちに重複箇所が増えてきた。
エッセンスとなる部分はだいたい読み終えたかな。
悩みはあってかまわない。むしろ共に生きることで深みが増す。悩みは人生の課題と思えばいい。
でもその悩みは自分のためではなく、何か・誰かのためでなければ、ただの自意識過剰である。
悩みと少し距離が...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月24日
著者は宗教をやればいいのにと言われたことがあるらしいけど、それも頷けるような内容。後半くらいから、かなりスピリチュアルな話になる。
悩むことには意味がある、何事にもそのひとなりの運命につながっていると延々と語られる本。暑苦しすぎて、むしろ好きになる。