中学のバレー部に、顧問教師の勧誘で入部してきた「あなた」に私は憧れ、一緒に帰宅できるともだちになれたことが嬉しかった。が、注目を浴びるほどにミスばかりを繰り返す私は、「笑ってんじゃねえよ! 」というあなたの言葉に凍りつく。痛みという実体を伴った怒りの向かう先を凝視する、渾身の長編小説。(講談社文庫)

ジャンル
出版社
講談社
掲載誌・レーベル
講談社文庫
ページ数
176ページ
電子版発売日
2014年03月20日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
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  • ブラウザ

ともだち刑

Posted by ブクログ 2013年12月01日

いじめの様子がリアルに描き出されていると思います。教育者を目指すものとして、読んでおいて良かったと感じました。

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ともだち刑

Posted by ブクログ 2012年07月22日

深く傷ついた体験を赤裸々に語り私の中のトラウマがえぐりだされていく。傷口がつつきまくられて痛みがぶり返していく。友達に刑を付けたことの感性が私にはすごくわかる。友達刑は非情で残酷な世界だ。

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ともだち刑

Posted by ブクログ 2010年04月27日

あたり前だが後味が悪かった。

あの世代のリアルな、「処刑」
きっと誰にでも覚えはあるはず。
あんなにも閉鎖的な空間、そのなかで持て余される攻撃性。そしてそれは閉塞的な状況という絶望をスケープゴートに与える。

教師を目指している方にはぜひ読んでもらいたい。「火の通りきっていないジャガイモを食べてし...続きを読む

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ともだち刑

Posted by ブクログ 2008年11月14日

 雨宮処凛の本を初めて読んだ。
 著者の実体験を基にした女子中学生のいじめ現場が書かれている。
 「これは、今の日本を包み込む空気そのもの」と解説で斎藤孝氏が言っているように、ただの女子中学生の話じゃなくて、自分にもリンクさせて読んでしまった。
 
 組織内で誰か一人がそういった対象になるの...続きを読む

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ともだち刑

Posted by ブクログ 2008年08月17日

何の変哲もない中学生の私の元に、ある日転校生のあなたが現れる。同じバレー部に所属し、友達になれたことを嬉しく思うほどあなたに憧れる私だったが、練習でミスを連発したのをきっかけにいじめへと発展していく―。
話は予備校生の現在と中学生の頃の回想とを交え進んでいくのですが、とにかく描写がリアルすぎる。誰に...続きを読む

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ともだち刑

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年10月15日

読んでいて苦しかった。
寝る前に読むと、悪夢につながりそうなので、昼間しか本を開けなかった。
解説で、齋藤先生が学生に読むようにすすめていると書いていたが、イジメの教科書としてはかなりのインパクトだと思う。
特に教師がひどいし。
ラストのように、ポケットの中で包丁を握りしめている子供たちが、たくさん...続きを読む

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ともだち刑

Posted by ブクログ 2014年05月15日

「裏切りは意志から来るものではなく、
 恐怖からもたらされる」

だから止められない。

こんな恐怖なんて、
誰にも作り出せなきゃいいのに。

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ともだち刑

Posted by ブクログ 2013年03月12日

いじめられた者にしかわからない、心の叫びが痛いほど胸に突き刺さる。
恐怖がリアルに描かれている。
そして、大人になりつつある主人公の胸に、今も巣食ういじめの傷跡。

「ゴーン、ゴーン、ゴーン、と耳が痛くなるほどの大音量で辺りに柱時計の音が響き渡る。先生、先生、髪が抜けてしまいます。(略)シャープ...続きを読む

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ともだち刑

Posted by ブクログ 2008年08月17日

小説の中の人物に共感はあまり出来ないんだけど、この作品は別。気持ち悪いくらいにリアル。主人公の感じ方は吐きそうなくらいに伝わるし、私も知ってる、ああいう感情。でも、主人公みたいな人のことを舌打ちしたくなる「あなた」の気持ちも、知ってる。知ってる。
私の中の「あなた」だったり担任だったりに贈りつけた...続きを読む

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ともだち刑

ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年06月30日

憧れの人と仲良くなれたかと思いきや、ある日を境に、クラブ内で苛められる立場に追い込まれた主人公。
読んでいて、「似たようなこと、あったなあ」と、忘れかけていた嫌なことを思い出した。

私はどちらかと言えば苛められる側だったけれど、ここまで酷い目にあったことはない。クラブ活動もしていなかったし。でも、...続きを読む

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