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江戸時代のキリスト教は禁教とされ、信者たちは信仰を隠して守っていたが、明治に入っても神道以外の宗教は排斥され、キリスト教への排撃は徹底されていた。そんな中、信仰を捨てなかった出津の人々は、明治12年(1879年)早春、フランス人の宣教師を迎えた。ド・ロ神父がその村で最初に目にしたものは、あまりにも貧しい人々の暮らしだった。「なんとかしなくては……。そうだ、村人が仕事をもって自立すること!」農業、医療、教育、井戸掘り、そうめん作り、さまざまな福祉活動に神父は献身した。彼の周囲には、出津の娘たちが集まってきた。「ド・ロさまそうめん」、「ド・ロ壁」で知られる、宣教師ド・ロ神父と出津の娘たちの体験記。
...続きを読むPosted by ブクログ 2019年08月07日
近々、世界遺産になったド・ロ神父記念館などを訪れる予定なので、手にとってみた。本書はド・ロ神父の子ども向けに書かれた評伝である。ド・ロ神父は明治時代に長崎の出津で活躍したフランス人のカトリック司祭である。現在も現地のカトリック信徒を中心に「ド・ロさま」と呼ばれ、深い崇敬を集めている。子どもにもわかり...続きを読む
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