この作品は、いままでの伊坂幸太郎作品とは違います。意外性や、ハッとする展開はありません。あるのは、天才野球選手の不思議なお話。喜劇なのか悲劇なのか、寓話なのか伝記なのか。キーワードはシェイクスピアの名作「マクベス」に登場する三人の魔女、そして劇中の有名な台詞。「きれいはきたない」の原語は「Fair is foul.」フェアとファウル。野球用語が含まれているのも、偶然なのか必然なのか。バットを持った孤独な王様が、みんなのために本塁打を打つ、そういう物語。

ジャンル
出版社
徳間書店
掲載誌・レーベル
徳間文庫
ページ数
304ページ
電子版発売日
2014年02月28日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

あるキング

Posted by ブクログ 2016年07月12日

読みやすい。
野球のことを知っている人なら非現実的すぎるかもしれないが、それでこそ本書が成り立つのだとおもう。子どもに英才教育をさせたい人にもおすすめの一冊です(笑)

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あるキング

Posted by ブクログ 2016年05月06日

連載・単行本化・文庫化と3段階の進化を遂げたらしい作品。
さすがに文庫化にあたって手が入れられているだけあって、しっかりと編み上げられた不思議な世界が楽しめる。

野球よりもよほどマクベスのことが分かっておらず、自分の教養不足を痛感。
マクベスを勉強してからもう一度読めたらいいかな。

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あるキング

Posted by ブクログ 2015年08月30日

もし、これが戯曲なら、なんてひどいストーリーだろう!

そんなポルノグラフィティの「アゲハ蝶」のワンフレーズを送りたくなる一冊だった。こう言うと誤解されそうだけれども(というか当然ながらされると思うが……)、決して悪い意味での感想ではない。ただ淡々と、そう思った、そう感じたというだけのことだ。

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あるキング

Posted by ブクログ 2015年06月10日

“Fair is foul, and foul is fair.”(p.5)

世の中に正邪の明瞭な境界線は存在しない。それは、各々の考え方に依存するものであり、無数に存在するものだから。

だけど、王様は曖昧なファウルラインなんて歯牙にも掛けない。フェアゾーンへ誰の目にも明らかなホームランを打つ。...続きを読む

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あるキング

Posted by ブクログ 2019年01月20日

作品の内容からすると、メタな感想になってしまうのだけれど、おもしろいのかそうじゃないのか釈然としない作品。後からジンワリ効いてきそう、というか…

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あるキング

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月20日

あまり良い評判を聞いていただけにいい意味でびっくり。導入も興味深いし、以降も山田王求という異質な存在を核として、王求自身よりもむしろその周囲を描くことで、ますます特異性を際立たせていく。突拍子もない展開や、三人の魔女を始めとしたファンタジックな設定などが気になる向きもあるかもしれないが、そもそも王求...続きを読む

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あるキング

ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年01月24日

完全版が出ていたことは、たった今、登録するために検索して初めて知りました。少々勿体無いことをしたのかもしれませんが、古本市で偶然出会ったのだから仕方ありません。それに装丁も素敵なので満足です。そんなわけで古本市で一冊、と思ったときに目に入って。野球の話であること、フェアとファールの境界線という言葉が...続きを読む

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あるキング

ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年10月17日

ふむ。不思議な内容でした。小説、というより、寓話?みたいな感じ。

シェイクスピアの、おそらく超絶に有名であろう戯曲「マクベス」の中の一文
「Fair is foul,and foul is fair.」
「きれいはきたない、きたないはきれい。」
という一文から、伊坂幸太郎さんがインスパイアされまく...続きを読む

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あるキング

Posted by ブクログ 2016年04月10日

あいかわらずケッタイな読後感。
予告ホームランと輪廻転生を描きたかったのか?
ループの様にエンドレスな話だ。
まあまあ。

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あるキング

Posted by ブクログ 2016年01月15日

人生、フェアはファウル、ファウルはフェア。孤高の王様(天才)が生まれ変わりという魂の引継ぎをするお話。色々な視点からの語り口調、お馴染みの駄洒落、偉人達の名ゼリフ、さらっと出てくる殺人、登場キャラの呆気ない死、いつもの伊坂テイストがストーリーに小気味良いアクセントを付けてくれる。野球がテーマなので分...続きを読む

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