日本軍というと、空疎な精神論ばかりを振り回したり、兵士たちを「玉砕」させた組織というイメージがあります。しかし日本軍=玉砕というイメージにとらわれると、なぜ戦争があれだけ長引いたのかという問いへの答えはむしろ見えづらくなってしまうおそれがあります。本書は、戦争のもう一方の当事者である米軍が軍内部で出していた広報誌を用いて、彼らが日本軍、そして日本人をどうとらえていたかを探ります。(講談社現代新書)

ジャンル
出版社
講談社
掲載誌・レーベル
講談社現代新書
ページ数
272ページ
電子版発売日
2014年02月28日
紙の本の発売
2014年01月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

Posted by ブクログ 2018年12月22日

個々人が考えていたよりも臆病であった事は意外な事実であったが、集団で明確な指示を受けていると強いけど、指示者を失うと途端に弱くなるのは現代の日本人も余り変わらないと思う。
日本軍事態の戦術に関しては迂回による奇襲や夜襲、全周囲陣地を構築しての防衛、少数の殿や肉薄兵を用いた足止めなど、戦国時代の戦に類...続きを読む

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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

Posted by ブクログ 2014年07月21日

米軍から見た日本軍。敵からの視点ではあるものの、今までの帝国陸軍とは違う、特別でないという一面を垣間見ることができました。

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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

Posted by ブクログ 2014年03月14日

合理的な選択とは、誰にとっての合理的な選択だったのか。

日本軍という存在を知るのに、身内の資料だけでなく「戦った相手側からの分析された情報」をも資料にする。

戦後この研究に一般人(私)が触れるまでに、時間かかりすぎたのではないか。
ようやく歴史になりつつあるあの時代を知るのに良い書籍です。

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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

Posted by ブクログ 2018年01月30日

現代では戦時中の日本軍を「狂信的に天皇に忠誠を誓い命を投げ捨ててる得体の知れないもの」として捉えがちだ。
しかしアメリカの資料からは戦争を嫌い、死を嫌い、上司の愚痴を言い、捕虜になって良くされたら機密情報も簡単に漏らしてしまう極めて人間的な一面が見えてくる。
そしてそこからは現代日本に通ずる面も見え...続きを読む

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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

Posted by ブクログ 2015年08月23日

日本兵が捕虜になろうとしなかったのは末期のことで、初期には捕虜になった者も多いこと。投降を躊躇ったのは上官からの指示によってではなく、出身地での自分および家族の立場を恐れてのことというのが、印象的。
捕虜となった時に、助命されたことに恩義を感じ礼が必要だと感じる習性を見抜かれ、それを利用して情報提供...続きを読む

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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

Posted by ブクログ 2015年03月25日

アメリカの軍広報誌「Information Bulletin」から見た日本兵の実像。ともすると美化されがちな日本兵について、まさに地に足が着いた情報である。
以下のような今まで知らなかった情報が盛りだくさんで興味深かった。
・実際に戦う前はアメリカは日本兵をsupermanとして怖れていた
・日本兵...続きを読む

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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

Posted by ブクログ 2015年01月02日

第二次大戦中の米陸軍情報部が陸軍兵士向けに発行していた情報誌における、敵国・日本陸軍および日本兵の研究記録。一般的にいわれているほどに日本陸軍が玉砕・バンザイ突撃を繰り返していたわけではなく、貧弱な兵站にもかかわらず工夫してジャングルでの戦いをしていた姿が浮かぶ。

日本軍については、
・決められた...続きを読む

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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

Posted by ブクログ 2014年08月02日

 米軍軍事雜誌から、日本軍の様子を分析する、という視点がおもしろい。こんなに冷静な分析書が広く展開されていたとは知らなかった。日本軍側の伝達の悪さを考えると、そもそも戦闘そのものになってなかったかとも思える。
 その米軍分析中にも、米軍も日本軍同様の意思の疎通の悪さや、無作戦攻撃になりがちとの指摘が...続きを読む

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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

Posted by ブクログ 2014年06月17日

当時のアメリカ軍人が読むものですからプロパガンダ要素もあるのだとは思いますが、そこにはある意味等身大の日本人も映し出されます。

集団戦においては組織力を発揮するが指揮官が倒されると自己判断によって戦闘継続できないとか、ほかの中隊に愛情を持たず上官の命令がない限り手伝おうとしないとか今日の日本人でも...続きを読む

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日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

Posted by ブクログ 2014年06月06日

日本陸軍の様相を、米軍の戦訓広報誌の解説から探るもの。太平洋戦線で米軍が日本陸軍をどう評価していたのかが窺える一冊だ。
現代からすると当たり前なのだが、物量と装備の差は作戦や用兵で何とかなるものではない。
とはいえ、だからと言って戦闘を放棄することはできないわけで、結果としてファナティックな様相を呈...続きを読む

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