棟梁に褒められ有頂天になる大工、盗賊としての過去を隠した扇職人、対人恐怖症で五千石を棒に振った旗本の次男坊、玉の輿に乗る娘など、この江戸下町の長屋にはさまざまな人たちが暮らす。そして彼らを助ける証源寺の住職忍専。ふりかかる事件にも自分たちの知恵で切り抜けていく。そんな長屋住人たちを闊達な筆で描きだす人情時代小説。第6回柴田錬三郎賞受賞作。

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文庫
ページ数
400ページ
電子版発売日
2014年02月21日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

かかし長屋

ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年03月18日

これは多分歳をとってしまったからだと思うのだけど、今まで以上にベタな市井人情ものが好物になっている。ノアールを読みたいと思うこともないではないが、それ以上に下町の人情に触れたいと思うのである。鶏唐でがっつり生中呑み放題より、菜っ葉の炊いたんでほんのり上燗チビチビとみたいなもんである。

さて、俺の読...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

かかし長屋

Posted by ブクログ 2010年08月06日

 ある種の空気を持つ時代劇が嫌いである。ほんのりとして、一定の空気、というより価値観を押しつけてくるような。それは、たとえば「人情」というようなぬるま湯っぽくって、そこに柚をいれるか山椒を入れるか、みたいな話で。

 すごく、そういう話なんだけど、なんでこんなに引きつけられてしまったんだろう。

 ...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

かかし長屋

Posted by ブクログ 2011年06月11日

半村良氏は「戦国自衛隊」などでよく知られているが、SFや伝奇だけではなく、「下町探偵局」のような人情ものでも名著が多い。
この小説は江戸時代。
貧乏のどん底や、世間から身を隠さねばならない人々と、それを見守る和尚のお話。
本当に大切なものは何だろう。

このレビューは参考になりましたか?