岬一郎は東京・下町に住むごく普通のサラリーマンだが、彼の体内では不思議な力が成長していた。一方、町内では犬や猫が連続死する異常事態が発生。公害とみた町内有志は都庁に陳情、岬も同道する。ところが、のらりくらりと対応する環境整備課長が、有志たちの前で突然死した。そして第二の突然死が……。日本SF大賞受賞の長編。

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文庫
ページ数
424ページ
電子版発売日
2014年02月21日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
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  • ブラウザ
  • 岬一郎の抵抗 1
    通常版 1巻 648円(税込)
    岬一郎は東京・下町に住むごく普通のサラリーマンだが、彼の体内では不思議な力が成長していた。一方、町内では犬や猫が連続死する異常事態が発生。公害とみた町内有志は都庁に陳情、岬も同道する。ところ...
  • 岬一郎の抵抗 2
    通常版 2巻 648円(税込)
    町内の足の悪い子供を、掌でさわるだけで治した岬一郎。全国から病気に悩む患者たちがおしかけ、彼の超能力は一躍マスコミの話題になり、メキシコ大地震にも出かけて復旧に協力、世界的に有名になる。しか...
  • 岬一郎の抵抗 3
    通常版 3巻 648円(税込)
    国家権力の介入によって、岬一郎を応援していた町内の人々の心が離れはじめた。確固とした信念のもと、日本政府の呼び出しに応じない岬一郎。最後の理解者で元雑誌編集者の野口志郎とともに、彼は孤独に追...

岬一郎の抵抗 1

Posted by ブクログ 2010年09月28日

10年以上前に一度読んで、強烈に印象に残っていた作品を、もう一度読んでみた。初版は1988年出版され、日本SF大賞を受賞している作品だそうだ。昭和の匂いがプンプン漂う下町の人情話と、無敵な超能力者という奇妙な取り合わせだが、全然無理は感じない。

何の変哲もない下町にアパート暮らしする平凡なサラリー...続きを読む

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岬一郎の抵抗 1

Posted by ブクログ 2006年08月20日

『人情噺とSFという水と油のようなものを上手くとき合わせて見せる』という半村良のライフワークを最も高いバランスで達成した稀代の一冊。

読み終わったときの感動しながら知的興奮にとらわれるという
精神状態は、病み付きになること必至です。

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岬一郎の抵抗 3

ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年08月11日

 現代に突如として超能力者が現れたなら、そのたどる道はイエス・キリストの様に殉教者として世界から葬られる。新しい力は旧人類には脅威であり敵でしかない。世界を破滅させる力を持つ岬一郎のラストは、まさにイエス・キリストのオマージュだった。

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岬一郎の抵抗 3

ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年09月22日

下町人情噺+SF。すごいこと考えるなぁ。 下町に超能力者が突然現れたらどうなるかという思索実験。 それでいて世界観が「妖星伝」と似ているからおかしい。 岬一郎が何を考えているかわからないところが面白くもあり、 共感できずにページが進まないところもあり。

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岬一郎の抵抗 2

Posted by ブクログ 2010年01月28日

先の(1)巻を読んでから軽く一ヶ月以上が経ってしまった。この小説が書かれたのは、たぶん80年代の後半。なんだか、その頃にこういう小説があった、というのがちょっと不思議な感じです。もっとづっと昔に書かれた小説の様な気が、どうしてもします。SFです。でも東京下町の人情劇場なんです。え?どんなんや?って。...続きを読む

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岬一郎の抵抗 3

Posted by ブクログ 2007年08月01日

重厚に、濃厚に、詳細に、慎重に、そして急転直下にエンディングを迎える。岬一郎個人の対処から国家論を透かして見るテーマが滲むあたりが圧巻。ともすればギャグなほどに唐突な展開をあっさりな筆致で書き添え、わき道へぶれない。野口のその後を書いて欲しかったと思うのは、それだけのめりこんだからだろう。あくまで本...続きを読む

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岬一郎の抵抗 2

Posted by ブクログ 2017年08月11日

 人類が進化して超能力を手にしたら・・・岬一郎に連なる進化した人類のたどる道については、貴志祐介著『新世界より』参考するとよい、どちらも日本SF大賞受賞作である。『新世界より』は第29回(2008年)こちら、『岬一郎の抵抗』第9回(1988年)受賞。なんと20年を経て、同テーマの小説を読み比べるのも...続きを読む

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岬一郎の抵抗 3

Posted by ブクログ 2010年01月28日

『岬一郎の抵抗』1巻と3巻を今年の1月に買って、その後2巻を手に入れるのに手間取ってしまって、読み終わったら3ヶ月以上の時が経っていた。1巻2巻とお話に山と谷があって、さて3巻ではどうなることかと思っていたのだけれど、ちょっと失速気味だったかな。結局、超能力者の岬一郎が主人公なのではなくて、その力に...続きを読む

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岬一郎の抵抗 2

Posted by ブクログ 2007年07月23日

じわじわと希望が陰謀に犯され、周辺も絶望が漂う。あえて主人公を記号化し、身辺の会話を持って、危機感をかもし出す。先が楽しみになる展開。

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