裁判官というと、少し冷たいけれども公正、中立、優秀といった印象があるかもしれない。しかし、残念ながら、そのような裁判官は、今日では絶滅危惧種。近年、最高裁幹部による、思想統制が徹底し、良識派まで排除されつつある。 三三年間裁判官を務めた著名が著者が、知られざる、裁判所腐敗の実態を告発する。情実人事に権力闘争、思想統制、セクハラ・・・、もはや裁判所に正義を求めても、得られるものは「絶望」だけだ。(講談社現代新書)

ジャンル
出版社
講談社
掲載誌・レーベル
講談社現代新書
電子版発売日
2014年02月21日
紙の本の発売
2014年02月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

絶望の裁判所

Posted by ブクログ 2014年12月15日

良心に基づいた裁判官が排除される厳格な支配体制は、聞きしに勝る。上りつめるか退官を決意すれば果敢な判断ができるという精神的「収容所群島」だというのは、わかりやすい比喩だった。
裁判官から大学に転身した筆者によると、今世紀に入って腐敗が進んだそうで、良心を発揮しようと裁判官を志した友人達の現在が心配に...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

絶望の裁判所

Posted by ブクログ 2017年10月29日

元裁判官の著者が記した裁判所の実態。

裁判所はその性質ゆえ、官公庁よりも官僚的で、結果として刑事も民事もその内容が恣意的なものになりやすいということがよくわかった。

このレビューは参考になりましたか?

絶望の裁判所

Posted by ブクログ 2016年10月25日

裁判官から学者に転身した著者が、現在日本の裁判所が陥っている悲惨な状況について告発している本。近年はだいぶ知られるようになってきたが、日本は裁判の有罪率が異常に高いなど、司法の面において多くの問題を抱えている。そのことももちろん重要であるが、本作のキモは裁判官を経験した人間にしか書けない、内部のドロ...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

絶望の裁判所

Posted by ブクログ 2015年06月26日

閉鎖的、閉塞状況にある官僚組織において往々にして起こってしまう好ましくない状況が、裁判所組織内において正しく起こってしまっているということを、元裁判官が切々と訴えている。

思うに、「ジャスティス」という価値観を守り育てていく「社会システム」の本来あるべき姿を想定する切り口として、多様なステークホル...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

絶望の裁判所

Posted by ブクログ 2015年04月23日

延長すれば良かったのに時間切れ 裁判員制度も刑事裁判官の自己顕示欲の道具とか面白いことが書いてある

このレビューは参考になりましたか?

絶望の裁判所

Posted by ブクログ 2014年11月08日

多少個人的な感情が混じっている気もするが、裁判所・裁判官の組織の内情が暴露されており、興味深かった。

このレビューは参考になりましたか?

絶望の裁判所

Posted by ブクログ 2014年05月15日

裁判官といえば真面目ながらやや世間知らずというのが世間一般のイメージかも知れない。では裁判官はどういう人がなるのかというと司法試験に合格した人が司法研修所に入所し司法修習を受ける。裁判官、検察官、弁護士のいずれであっても原則として同じカリキュラムを受け終了後、判事補(裁判官)、検事2級(検察官)、弁...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

絶望の裁判所

Posted by ブクログ 2014年05月15日

裁判所の世界、こうなっているのか、という一書。これが本当だとすると(多分本当でしょう)日本の裁判所は「絶望的」です。公的、私的を問わず、組織は一度できてしまうとそれを変えようとする動きに対して自己防衛反応を起こしてしまう。本来、国民の生活感や意見を柔軟に写し取るべき裁判所がこれでは…

このレビューは参考になりましたか?

絶望の裁判所

Posted by ブクログ 2014年04月06日

 いろんなところで話題になっているから読んでみた。

 一族経営の会社で、顧客や取引先のことなど考えず、常に会長、社長とその取り巻きの意向に戦々恐々としながらも、その意を汲むことに仕事の意義を見出す従業員たち。顧客や取引先からは血も涙もない悪魔、卑劣な極道、と罵られても平気の平左、上層部の意向に沿っ...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

絶望の裁判所

Posted by ブクログ 2018年10月21日

元裁判官による裁判所内部の暴露・告発本。
自身の経験から裁判所事情を分析していて興味深いが、著者の個人的な恨み辛みや、「邪推」ともいうべき推測、単なる制度論の意見も混じっており、3、4割減で受け止めるべきか。
もうちょっと公平な記述で書いてほしかったところ。

ただ、弁護士をやっていて感じることは、...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?