「私に触れてよ、お願い――。」
同世代の切実なリアルを歌い続ける加藤ミリヤによる、5つの恋愛小説

大好きな男の子は、あたしのピンクの小部屋に来てくれない。形が適さなくて、
ひとつになれないんだって。彼が親友だって紹介してくれたかわいい男の子は、
きっと彼のことを好き。あたしにはわかるんだよ。「ピンクトライアングル」

がりがりに痩せたい。彼が「かわいいよな」と言ったテレビのなかのタレントみたいに。
私は23歳でこんなダイエット施設にきて、いったい何をやってるんだろう?
でも彼の心を手に入れられるなら、何だってできるの。「シナモン・シュガー」

私って、異常なのかな? 自分の恐るべき欲に興ざめする。一緒に暮らす肌の奥底
まで馴染んだ彼を捨ててでも、私の声を素敵だと言ったこの精悍な男に身を委ねたいと願うの?
「今夜、一枚残らず脱ぐ準備をしている」

みんなはわたしのことを天使と呼ぶみたい。女の子たちはわたしに頼むの、
「わたしの好きなこの彼の、ハートに矢をうって」って。じゃあわたしは?
わたしはどうして彼に矢をうたないの? ぶっきらぼうで不器用な、わたしの王子様。
「羽根のない天使、空を飛ぶ王子。」

退屈にも飽きて、いつもひとりぼっちだったあたしを、壊して新しくしてくれたあなた。
あなたは私の神様。あなたがわたしを救ったように、きっとわたしもあなたを救えるよ。
この想いを受け止めて、お願いだから――。「神様」

愛なんて知らなかった、いらなかった。君に出会っちゃうまでは。
加藤ミリヤ小説第三作は、すべて恋愛をテーマにした書き下ろし短編集。

ジャンル
出版社
幻冬舎
掲載誌・レーベル
幻冬舎単行本
電子版発売日
2014年02月19日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

神様

Posted by ブクログ 2014年04月20日

これも、さらっと読めた。
こんな恋愛っぽい恋愛小説、久しぶりに読んだ。
加藤ミリヤさん、文章うまくてびっくりした。

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