ユーリに手紙を残して死んだトーマという美しい下級生。ユーリを慕っていたという彼は、なぜ死を選んだのか。良家の子息が通う、この学校の校長のもとに預けられたオスカーは、同室のユーリにずいぶんと助けられて学生生活を送ってきた。最近不安定なユーリの心に、トーマの死がまた暗い影を落とすのではないか。そんな憂慮をするオスカーの前に現われた転校生エーリク。驚くことに彼はトーマそっくりだったのだ―

ジャンル
出版社
KADOKAWA / メディアファクトリー
掲載誌・レーベル
MF文庫ダ・ヴィンチ
電子版発売日
2014年02月28日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

トーマの心臓 Lost heart for Thoma

Posted by ブクログ 2018年11月24日

森さんがあとがきを書いているのを初めて見たと思ったら、ご本人もそう書いていた。
この作品が特別であるからと。

そしてそのあとがきにあったように、萩尾さんのコミックも読みたいと思わせる小説だった。でも森さんの小説でもあった。

少年たちの限りない透明感が危うくて、なんだか心臓とは別の場所をぎゅうぎゅ...続きを読む

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トーマの心臓 Lost heart for Thoma

Posted by ブクログ 2013年05月13日

原作既読。トーマの心臓のノベライズとなっていますが、「萩尾望都のトーマの心臓」ではなく、「森博嗣のトーマの心臓」であり、大筋に共通点は見られるものの全くの別物です。しかし、別物であるとしても、この作品が素晴らしいものであることに変わりはありません。静かで落ち着いた、美しい言葉の数々に、読者であるこち...続きを読む

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トーマの心臓 Lost heart for Thoma

Posted by ブクログ 2012年09月30日

素敵な作品でした。胸にズドンときました。
原作も読みたくなりました。
支えてるつもりが支えられているっていうのはよくありそうですよね。でも、なかなか気づけない。遠く離れたところのことだけれどどこか近さがあって、詩的できれいなのだけれどあたたかかったです。

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トーマの心臓 Lost heart for Thoma

Posted by ブクログ 2012年07月29日

本を読んでこれほど涙の止まらない作品は初めてでした。

全ての言葉が透明感に溢れていて、
エーリクの存在に常に惹かれていました。

言葉を濁すことで透明感が得られると言ったら変ですが、
確かにはっきりとは語られていない部分が多く、
それ故、純粋な世界観を生み出せるのではないかと思います。

闇のよう...続きを読む

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トーマの心臓 Lost heart for Thoma

Posted by ブクログ 2012年07月09日

物語の世界も登場人物も文章も美しい。

森さんが原作者の大ファンなのは知っていたので、原作を読んだことがなく、どんな感じなのだろうと思っていたのですが、この作品が原作に忠実であるならば、森さんが原作者のファンであることが、なんだかわかるような気がしました。

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トーマの心臓 Lost heart for Thoma

Posted by ブクログ 2012年07月06日

もとになっている少女漫画は未読。
とても美しく苦しい世界。
単なる耽美な同性愛の物語と捉えるにはあまりにも苦悩が多く、精神面に深く広く刺さるような傷を伴う本質的な大きな人間愛が描かれていた。
トーマはなぜ死を選んだのか。

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トーマの心臓 Lost heart for Thoma

Posted by ブクログ 2012年06月03日

タイトルばかりが名作と一人歩きしており(私のなかで)、
原作は未読なのだけど、
だからこそかな?
とてもよかったです。
舞台が異国のようなイメージがあり、
登場人物がみな素直で透明で、
繊細な印象でした。

原作も読んでみたいな~

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トーマの心臓 Lost heart for Thoma

Posted by ブクログ 2012年04月30日

子どものころ大好きだった漫画を大好きな作家さんがノベライズ。
予想以上に漫画とはまた別の魅力が。
全てはトーマの死がきっかけで、物語が動きはじめ、オスカー、ユーリ、エーリクの心の傷が静かに癒されていく。
優しい許される空気が心地よく、希望を感じさせるラストがよかった。

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トーマの心臓 Lost heart for Thoma

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年11月09日

特に山がないのに、ぐいぐいとだれることなく読み進められたのが不思議。ユーリとトーマのやり取りも、ユーリの過去も、オスカーの父の葛藤も、詳細が語られることのないまま、終わりました。あくまでオスカーの視点で、彼が知らないことは想像するしかなくて、なんとなくそこがきれいだなと思います。トーマの心臓、未だに...続きを読む

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トーマの心臓 Lost heart for Thoma

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年03月16日

原作は萩尾望都さんの「トーマの心臓」
私は原作の大ファンで、美しい世界観と言葉、ストーリーに惹かれた。漫画というよりも、絵のある小説のような気持ち。文章やセリフが文学的というか澄んでいて、大好き。

そんなトーマの心臓を、日本小説界の重鎮の一人・森博嗣さんが小説にするとどうなるのか。
美しい言葉たち...続きを読む

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