三島自決の真実に迫る兵士シリーズ最終巻。

1970年11月25日――自衛隊の本拠・市ヶ谷駐屯地で壮絶な最期を遂げるまで、作家・三島由紀夫は毎年のように自衛隊に体験入隊を繰り返していた。<これほどお互ひに敬意と揶揄を忘れぬ、思ひやりにみちた人間集団に、私はかつて属したことがない。>初めての体験入隊後、そう自衛隊を評した三島は、苛酷な訓練にも真摯に臨み、現場の「兵士」=自衛隊員たちとも濃密な交流を重ね、時に「クーデター」への思いも口にしていたという。
 そして運命の日、三島は「自衛隊は永遠にアメリカの傭兵として終るだろう」と自衛隊、日本人に告げ、割腹自殺を遂げた。あれから40年――「日米の防衛協力は日米同盟という言葉にとって代わり、いつのまにか『世界の中の日米同盟』に際限なく拡大してしまっている」(本文より)。具現化する三島の“予言”。
 三島にとって自衛隊とは何だったのか。そして、長年に渡って封印されてきた「三島自決」までの知られざる道程とは――。

ジャンル
出版社
小学館
ページ数
256ページ
電子版発売日
2014年02月21日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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「兵士」になれなかった三島由紀夫

Posted by ブクログ 2018年08月20日

 著者は元読売新聞記者、ノンフィクション作家。高校1年生のとき、学校新聞の「取材」と称して見学した自衛隊観閲式の席上で三島の姿を見、「自決」の日は日比谷高校の授業を飛び出して市ヶ谷台に向かったという著者が、三島を知る自衛隊員たちを取材した記録。
 三島の「弱さ」と「強さへの憧れ」はしばしば話題となる...続きを読む

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「兵士」になれなかった三島由紀夫

Posted by ブクログ 2010年09月25日

三島由紀夫が市谷駐屯地で自決を遂げたのは、1970年11月25日。当時小学生だった私は、そのニュースを新聞やテレビで読んだり観たりしたと思うのだが、全くと言って良いほど記憶がない。その歳では、三島由紀夫の作品を読んだこともなかっただろうし、この事件の思想的な意味合い・背景に、興味を持ったり、あるいは...続きを読む

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「兵士」になれなかった三島由紀夫

Posted by ブクログ 2011年12月02日

感受性が強くて、かなり打たれ弱い。

時々自分に酔ってるけどちょっとヘタレ。



そんなレンジャー平岡君のお話。

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「兵士」になれなかった三島由紀夫

購入済み

著者が下半身に注目しすぎる

はまじ 2017年03月14日

三島の自衛隊体験入隊は有名だったので、その仔細を知りたいと思って購入した。たしかに当時の隊員の証言など巨細にわたる取材もあるのだが、どういうわけかこの著者は三島の下半身の筋肉の脆弱さに固執しすぎる感がある。持久力そうである長距離走の弱さまで下半身子筋力のせいに(牽強付会な当時の証言を利用する方法まで...続きを読む

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