由似へ… 上

大谷博子

【ページ数が多いビッグボリューム版！】母・由布子に似るようにと名付けられた娘・由似は、母亡き後も、周りの人々の愛情に支えられ真っ直ぐに育っていた。母の書き遺した手紙を寄る辺にしながら、命の終わりに触れ、別れに触れ、ひとつひとつ成長していく由似。しかしいつしか、愛されたまま亡くなった完璧な母の存在が重荷になって―!?

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 女性マンガ
• 出版社: 集英社
• 掲載誌・レーベル: 別冊マーガレット
• シリーズ: 由似シリーズ
• ページ数: 285ページ
• 電子版発売日: 2014年02月25日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 56MB

[女検視官・江夏冬子の息子 · ★★★★★]

｢少女漫画嫌い｣に読んで欲しい

あれは年号が｢昭和｣から｢平成｣に変わって間もない頃の事でしたが、沢田知可子さんの｢会いたい｣と言う歌が大ヒットしていました。この歌の歌詞の｢低い雲を広げた冬の夜　あなた　夢のように　死んでしまったの｣の部分のインパクトが僕にとっては強烈でした。一説によれば、この歌を歌っていました沢田知可子さん自身が｢バイクの事故｣で｢愛する彼氏｣を失ったそうです。この｢由似へ…｣と言う少女漫画の、主人公の｢由似｣と言う女の子がバイクの事故で愛する彼氏を失ったと言うあらすじもその出来事を鮮明に連想させるものでしたね。この少女漫画、いかにも｢昭和時代の古き良き少女漫画｣と言った感じがしますから、｢題名を聞いただけで読む気を失くしてしまうラブコメものの少女漫画｣に日ごろからうんざりしています男の子たちにも是非読んで欲しいです。

＃胸キュン ＃泣ける ＃感動する

[ブクログ · ★★★★☆]

この設定が好きすぎて母に手紙を書かせた女ですよ私は。
お母さん超元気なのに。

女の子の育っていく姿をこんなに優しく見守らせてくれる漫画が世の中にあるって、それだけで嬉しいなと思います。彼女が小さい頃から知っているので最終話なんてもう…自分の娘のようで、色んなものがこみ上げてきます。

[ブクログ · ★★★★☆]

昔読んで結構好きでした。当時は単行本もホイホイ買えなかったので大人になって揃えたうちのひとつ。むしろ主人公と同年代の頃と大人になってからでは割と視点が変わって違う形で楽しめます。