音に色が見える世界 「共感覚」とは何か

音に色が見える世界 「共感覚」とは何か

679円 (税込)

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3.0

【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます。】一般の人々にとって「ミカンが黄色い」のと同じように、E音は青緑色に、F音は紅色に、著者には感覚される。単音だけでなく、和音や音楽全体にも、色や形を感覚している。「ある音楽の中では、私の前方三メートル付近で発生した青緑色の球形が、角が丸くなった黄土色の直方体になって私の右肩後ろ方向に進み、やがて背中を回って左手に現れ、そのときには群青色のカーテン状の揺らめきになっている、などということがある」(本文より)比喩や連想ではない。五感が混じりあった、未分化の世界。このような感覚世界を「共感覚」と呼ぶ。本書では、当事者の視点から、共感覚とはどういうものなのかを解説する。さらに、古語や和歌の考察などを通して、日本文化の原風景が共感覚的であったことを明らかにする。本来、人間の基本的な感覚であったはずの共感覚とともに、現代人は何を失ってしまったのか。

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音に色が見える世界 「共感覚」とは何か のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年08月29日

    授業中に声に色がついているという学生がいたときに買った本。共感覚者の日常面白話ではなく,数少ないという男性共感覚者が成長してきた過程,言語と共感覚の関係,ヒトという種の機能としての共感覚が述べられている。

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    Posted by ブクログ 2011年11月14日

    著者は共感覚保持者の一人。
    それも音や文字に色が見えるどころか、女性を見ると黄朽葉色の帯をまとったようなもの見えたりと、あらゆるものにそれぞれの色を感じるといいます。

    「感じる」といっても、例えば同じ重さの白と黒のボールを持ったとき、なんとなく黒のほうが重く感じる「異種感覚連合」や、女性の甲高い声...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年02月04日

    共感覚というものを知って興味を持って読んだ本。
    「音に色が見える」、「文字に色が見える」という感覚は、非共感覚者の自分にも比較的理解しやすい気がした。
    古語や他外国語にも言及している点が興味深いと思った。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年11月12日

    共感覚をもっとしりたくて、題名が良かったので読みました。
    共感覚者が書いた本なので、解りやすい面もあった。(世界がどのように見えているかなど)
    著者が伝えたい事と私が知りたい事が一致しなかった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年04月21日

    [ 内容 ]
    一般の人々にとって「ミカンが黄色い」のと同じように、E音は青緑色に、F音は紅色に、著者には感覚される。
    単音だけでなく、和音や音楽全体にも、色や形を感覚している。
    比喩や連想ではない。
    五感が混じりあった、未分化の世界。このような感覚世界を「共感覚」と呼ぶ。
    本書では、当事者の視点から...続きを読む

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