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Posted by ブクログ 2014年05月05日
2部構成。第1部でニーチェの文体について論じ、第2部で『ツァラトゥストラ』を読解する。
岩波文庫版の『ツァラトゥストラ』には訳注が無かったが、本書はその役割を十二分に果たしてくれた。
以下は本書無しには読み取れなかった数々の「謎」の一部。
・古代ギリシアの風刺文学のスタイル「メニッペア」を模した表...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
数あるニーチェの本の中でも村井則夫氏(明星大学准教授)の本を手に取ったのは新書にしては深い洞察と新しい発見が多い中公新書から出版されていたことと、帯にかかれた「血をもって書かれたものだけを私は信じる」というニーチェ自身の言葉の強烈さに圧倒されたからという理由が大きいように感じられます。
過去に自...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月11日
ツァラトゥストラを自力で読んでも、何て偏屈な人なんだろう…自分には難しすぎる(涙)で終わってしまっていて
今回村井氏の解説を読むと、ゾロアスター教のシンボルの事や、
パロディの精神のことなどまるで知らず、
ニーチェは実に真っ当な事を行っている様な気がした。
むろん難解と言われるニーチェの考えを自分が...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月16日
高校の頃と大学の最初に、何の基本も知らずに読んでいたものをより深く理解するために。いくつもの全く思いもしなかったことと、あぁ自分の読み方は正しかったんだということがあり、悪くない読書だった。あの頃にどう読んでいたのか、つまびらかには思い出せないけれど、強烈に覚えていることもある。『超人思想』と「これ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月30日
[ 内容 ]
ある日「永劫回帰」の思想がニーチェを襲う。
この着想をもとに一気呵成に書き上げられた『ツァラトゥストラはこう語った』は、二〇世紀の文学者・哲学者の多くを惹きつけ、現代思想に大きな影響を与えた。
文学の伝統的手法を駆使しつつも、ときにそれを逆手にとり、文体の実験までも行うニーチェ。
一見...続きを読む
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