ある日「永劫回帰」の思想がニーチェを襲う。この着想をもとに一気呵成に書き上げられた『ツァラトゥストラはこう語った』は、二〇世紀の文学者・哲学者の多くを惹きつけ、現代思想に大きな影響を与えた。文学の伝統的手法を駆使しつつも、ときにそれを逆手にとり、文体の実験までも行うニーチェ。一見、用意周到な筋立てや人物造形とは無縁と思われるこの物語は何を目論んでいるのか。稀代の奇書に迫る。

ジャンル
出版社
中央公論新社
掲載誌・レーベル
中公新書
ページ数
345ページ
電子版発売日
2014年02月21日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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  • ブラウザ

ニーチェ―ツァラトゥストラの謎

Posted by ブクログ 2014年05月05日

2部構成。第1部でニーチェの文体について論じ、第2部で『ツァラトゥストラ』を読解する。
岩波文庫版の『ツァラトゥストラ』には訳注が無かったが、本書はその役割を十二分に果たしてくれた。
以下は本書無しには読み取れなかった数々の「謎」の一部。

・古代ギリシアの風刺文学のスタイル「メニッペア」を模した表...続きを読む

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ニーチェ―ツァラトゥストラの謎

Posted by ブクログ 2008年10月12日

数あるニーチェの本の中でも村井則夫氏(明星大学准教授)の本を手に取ったのは新書にしては深い洞察と新しい発見が多い中公新書から出版されていたことと、帯にかかれた「血をもって書かれたものだけを私は信じる」というニーチェ自身の言葉の強烈さに圧倒されたからという理由が大きいように感じられます。

過去に自...続きを読む

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ニーチェ―ツァラトゥストラの謎

Posted by ブクログ 2008年05月17日

ニーチェは最も好きな哲学者だ。この解説書はいままでのどの解説書よりもなるほどと思わされた。ただ、それでも永劫回帰の説明はよくわからなかった。

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ニーチェ―ツァラトゥストラの謎

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年04月16日

高校の頃と大学の最初に、何の基本も知らずに読んでいたものをより深く理解するために。いくつもの全く思いもしなかったことと、あぁ自分の読み方は正しかったんだということがあり、悪くない読書だった。あの頃にどう読んでいたのか、つまびらかには思い出せないけれど、強烈に覚えていることもある。『超人思想』と「これ...続きを読む

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ニーチェ―ツァラトゥストラの謎

ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年03月30日

[ 内容 ]
ある日「永劫回帰」の思想がニーチェを襲う。
この着想をもとに一気呵成に書き上げられた『ツァラトゥストラはこう語った』は、二〇世紀の文学者・哲学者の多くを惹きつけ、現代思想に大きな影響を与えた。
文学の伝統的手法を駆使しつつも、ときにそれを逆手にとり、文体の実験までも行うニーチェ。
一見...続きを読む

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ニーチェ―ツァラトゥストラの謎

Posted by ブクログ 2010年05月11日

ツァラトゥストラを自力で読んでも、何て偏屈な人なんだろう…自分には難しすぎる(涙)で終わってしまっていて
今回村井氏の解説を読むと、ゾロアスター教のシンボルの事や、
パロディの精神のことなどまるで知らず、
ニーチェは実に真っ当な事を行っている様な気がした。
むろん難解と言われるニーチェの考えを自分が...続きを読む

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ニーチェ―ツァラトゥストラの謎

Posted by ブクログ 2012年07月01日

本書では『ツァラトゥストラはこう語った』に焦点を絞って解説していることもあって非常に具体的にニーチェの著作を批評しているという点で素晴らしい。少なくとも一般の新書の哲学入門書の中では奥行きの深い書籍という風に言える。

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