建武の新政で後醍醐天皇により十六歳の若さで陸奥守に任じられた北畠顕家は奥州に下向、政治機構を整え、住民を掌握し、見事な成果をあげた。また、足利尊氏の反逆に際し、東海道を進撃、尊氏を敗走させる。しかし、勢力を回復した足利方の豪族に叛かれ苦境に立ち、さらに吉野へ逃れた後醍醐帝の命で、尊氏討伐の軍を再び起こすが……。一瞬の閃光のように輝いた若き貴公子の短い、力強い生涯。

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文庫
ページ数
496ページ
電子版発売日
2014年02月07日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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破軍の星

Posted by ブクログ 2017年12月11日

北畠顕家のお話。若干20歳にして、時の足利尊氏が最も恐れた人物。

何を思って、駆け抜けたのだろう。
その胸からこぼれ落ちる思いを聞いてみたい。

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破軍の星

Posted by ブクログ 2017年04月24日

北畠顕家の骨太の生涯を描いた小説。戦国時代の大谷刑部と重ねながら読んだ記憶がある。初期の北方はレイモンドチャンドラーの真似のような甘い言葉の羅列で読むのがきびしかったが、歴史小説を手がけて開花した感があった。大好きな小説。

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破軍の星

Posted by ブクログ 2016年10月18日

破軍星とは、北斗七星の7番目の星で、それが指し示す方角は不吉だと言われる。14歳という若さで陸奥守に任じられ、軍事の天賦の才で激動の南北朝時代に輝きを放った北畠顕家その人を表す言葉として、ふさわしい。

南北朝の面白いところは、世を統治すべきは公家か武家かを問うたところだ。武士である平家が貴族として...続きを読む

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破軍の星

Posted by ブクログ 2016年03月02日

北方謙三の描く太平記。若くしてその命を散らすこととなった北畠顕家を主人公とした本作は、顕家の若さとその短い生涯を鮮烈に描いた。疾走感のある文章とストーリーは、1日で読み終えてしまう程に夢中にさせてくれる。北方謙三の歴史小説への入門編。

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破軍の星

Posted by ブクログ 2015年06月02日

大河ドラマ「太平記」が大好きなので、基本的には尊氏びいきなのだけど…。

顕家もかっけ〜な!

自分の正義にしたがって平和をを求めれば求める程、誰かの思いとぶつかり戦になる。

その矛盾と葛藤のなか、清冽な精神と志をもった顕家が駆け抜ける。

基本的には顕家視点で書かれているが、時々カメラが移り、尊...続きを読む

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破軍の星

ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年04月29日

南北朝時代。『武王の門』の懐良親王の活躍より少し前。
足利尊氏、楠木正成の名は知っていても、「北畠顕家」という公家の存在は恥ずかしながら知らなかった。

才気煥発な若すぎる公家武者の苦悩と葛藤が悲哀を滲ませている。
もう少し早く生まれているか、もう少し遅く生まれていれば、大塔宮か懐良親王と連携して違...続きを読む

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破軍の星

Posted by ブクログ 2014年03月06日

南北朝時代、足利尊氏を追い詰めた若き公家、北畠顕家の物語。

南北朝時代のことをほとんど知らずに読んだけど、顕家の魅力がたっぷり伝わりました。

この人のためなら死んでもいい、夢を託してもいい、と思える人に出会ってみたいものです。本当に惜しい人を失ってしまった、という感じでした。史実的には戦死なのだ...続きを読む

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破軍の星

ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年03月03日

南北朝時代、東北から中国大返しもビックリな上洛軍を仕立てて活躍した北畠顕家の物語。そんな人物像に興味を持って手にした一冊。

鮮やかな合戦・布石で清冽なデビューを飾る前半、成長とその先で出会う葛藤の後半という構成でテンポ良く読み切れる小説でした。
特に「民」という視点を得ての国への揺れる思いが胸に淡...続きを読む

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破軍の星

Posted by ブクログ 2014年01月31日

ハードボイルド系の作家の北方謙三が書いた歴史小説です。

南朝方の有力武将の一人北畠顕家を主人公としています。どちらかというと、歴史物の小説は、「義」や「生き方」にかける「滅びの人」を主人公にした者の方が好きだったりするので、とても面白かったです。

最初に足利尊氏が反旗を挙げて時に、東北から京都ま...続きを読む

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破軍の星

Posted by ブクログ 2013年08月16日

古本で購入。

“麒麟児”と謳われた北畠顕家は弱冠16歳で陸奥守に任命され、義良親王を奉じて陸奥へ下向。
父の親房や結城宗広ら有力武将に支えられ、奥州経営を始める。
後醍醐天皇の下で推進された新政は大塔宮と足利尊氏の対立を孕む、極めて不安定な状態にあった。
若き公卿顕家は遥か陸奥の大地で国のありよう...続きを読む

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