香華
作者名 :

1巻配信中

価格 961円 (税込)

女としてのたしなみや慎みを持たず、自分の色情のままに男性遍歴を重ね、淫女とも言えるような奔放な生き方をする母の郁代。そんな母親に悩まされ、憎みさえしながらも、彼女を許し、心の支えとして絶えずかばい続ける娘の朋子。――古風な花柳界の中に生きた母娘の肉親としての愛憎の絆と女体の哀しさを、明治末から第二次大戦後までの四十年の歳月のうちに描く。

ジャンル
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2014年02月07日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

香華

ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年09月04日

私、たぶんこれを学生時代に読んだ。気がする。そしてたぶん当時は自分から遠い話だったので、あまり感慨を抱かなかったと思う。こういう、女であることを意識させられる女性主人公のものは苦手だったし。

郁代は確かにどうしようもない母親だけど、突き放すこともできない朋子の気持ちがとても、分かる。
朋子が再三言...続きを読む

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香華

Posted by ブクログ 2007年12月17日

わーやっと読み終わった・・・

もう絶版なのか本屋で売ってないから古本で購入。

まだ有吉佐和子の小説は3冊目だけど、登場する女性達、私好きです。

もう時代とか関係なく、彼女らの何かに固執する強さとか
ぶれない芯みたいなものを揺ぎ無く押し通す姿勢って
見てて気持ちいいし、天晴れだと思いま...続きを読む

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香華

Posted by ブクログ 2006年03月22日

有吉佐和子さんの本の中で一番お気に入り。女性の内面の感情描写がすごいです。大正(明治かも)から戦後まで行きた女性主人公の生きざまの話。主人公が賢く仕事も出来る人で好き。遊女の母への愛憎っぷりがすさまじいです。超憎いし腹立つけど結局許して受け入れる親子愛。主人公が同じ名前だから余計感情移入。
最近の小...続きを読む

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香華

Posted by ブクログ 2006年03月16日

絢爛な色彩と感触の世界。「女」を花柳界の中心で生きる美しすぎる母親と、針で支える娘。あまりにも「女」をどっぷり生きていて、圧倒されます。

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香華

ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年09月26日

母が娘を「妾」といい、娘が母を「娼妓」と罵る。そんな親子があるだろうか。明治の終わりから昭和40年代にかけての物語が、圧倒的な筆力で語られている。女であることをやめない母親を持つ、聡明な娘の気持ちがひしひしと伝わるようだ。苦労を重ねた朋子がようやく落ち着ける心のよりどころを見つけたかと思いきや、そう...続きを読む

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香華

Posted by ブクログ 2016年02月27日

芝桜、木瓜の花の正子と性分が似ていると思います。賢くて生真面目で品格のあるところ。だけど朋子がどれだけ正しく清らかに生きても世間一般からみるとけっして堅気ではなく本来ならば、こいさん、お嬢さんでいいところの奥さんになるはずの人が波乱の運命をわたります。
時代背景と風習そして着物、布地などの描写が興味...続きを読む

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香華

Posted by ブクログ 2015年09月10日

毒親とはこういう人をいうのだなぁ。
朋子の幼少期の心の描写が興味深かった。
2人の幼い娘を育てている今、自身の立ち振る舞いがこうも子に影響するかと思うと恐ろしい。
ただ、郁代のように育児の責任感を一切感じずに生きていけたらどんなに精神的にラクだろうと思う。

毒親の祖母の世話を甲斐甲斐しくしている我...続きを読む

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香華

Posted by ブクログ 2013年07月20日

奔放な母と、それに振り回されるしっかり者の娘の愛憎を描く。
そりゃあ誰が見ても母は最低の母親なのだろうが、振り回される方も悪いんじゃないか、もっと毅然とすればいいのに、と思ってしまうのは私が若いせいなのか、それとも時代のせいなのか。
確かに母は褒められた性格ではないのだけど、それでもどこか憎めない。...続きを読む

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香華

Posted by ブクログ 2012年05月30日

有吉佐和子の紀州弁が含まれている小説はいいなぁ。女性の一生を描かせたら有吉は素晴らしい。紀ノ川に通じるものもあるが、また違う趣きの作品。

読み応えがあり、途中なかなか止められない小説だった。自分の母親にも、母親としての自分にも似ていない郁代なので共感はできなくても、とても面白かった。さすが有吉。賢...続きを読む

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香華

Posted by ブクログ 2011年11月02日

親子3代の話。
名門に生まれながら、祖母の死後、母の放蕩で身を持ち崩す娘。
それでも母を見捨てられない、情の深さ。

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