和食、和服、和室…、「和」はいろいろな言葉に添えられて日本的という意味を付け加えているにすぎないようにみえる。だが本来、和とは、異質のものを調和させ、新たに創造する力を指すのだ。倭の時代から人々は外来の文物を喜んで迎え、選択・改良を繰り返してきた。漢字という中国文化との出会いを経て仮名を生み出したように。和はどのように生まれ、日本の人々の生きる力となったのか。豊富な事例から和の原型に迫る。

ジャンル
出版社
中央公論新社
掲載誌・レーベル
中公新書
ページ数
208ページ
電子版発売日
2014年02月07日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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和の思想 異質のものを共存させる力

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年07月06日

大学のレポートの参考文献にしようかなあ、と思って何の気なく手に取った本だったが、「和」に関する考え方を大きく覆された。

和の本来の姿は、本書のことばを借りれば「天地、鬼神、男女、武士のように互いに異質なもの、対立するもの、荒々しいものを『力をも入れずして……動かし、……あはれと思わせ、……和らげ、...続きを読む

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和の思想 異質のものを共存させる力

Posted by ブクログ 2011年09月10日

・和とは本来、様々な異質のものを調和させ、新たに創造する働きを言った。なぜ、この和の力が日本に生まれ、日本の人々の生きる力の源となったのか。豊富な事例から和の原型に迫る。
・自分いないものを相手がもっているから相手に惹かれる。性格の不一致が離婚の理由というのはおかしい。
小倉百人一首、源俊頼の歌。う...続きを読む

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和の思想 異質のものを共存させる力

ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年06月06日

 日本の思想とされる「和の思想」とは何なのかを追求した本。

 著者はこの思想を「異質なもの共存させる」力としている。それはたとえば、透明アクリルのティーテーブルや白い大理石の洗面台を和風の旅館と見事に調和させることや、現実世界(蛙飛び込む水の音)と心の世界(静けさや)を取り合わせ(積極的に「和」を...続きを読む

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和の思想 異質のものを共存させる力

Posted by ブクログ 2009年07月22日

日本文化の根底に流れている思想を解き明かした最高の一冊だと思います。日本人とはどんな民族なのか、考えずにはいられなくなります。私は、日本人の感性についての考え方が大きく変わりました!日本ってとっても面白い国なのに、当の日本人がそれに気付いていないんですね…目の前にあるからこそ気付けないのでしょうか。...続きを読む

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和の思想 異質のものを共存させる力

Posted by ブクログ 2013年09月18日

先日の句会でボクは、
「もやもやとした真実やとろろ汁」という句を出した。
講評で長谷川櫂先生は、「季語がつきすぎる」とし、
本書を紹介していただいた。

俳句では「とりあわせ」ということが、よく云われる…
では、「とりあわせ」とは、どうすべきものなのか…本書では、
まず、和というものは対立するもの、...続きを読む

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和の思想 異質のものを共存させる力

Posted by ブクログ 2010年04月17日

---言葉は人と人とをつなぐものであり そのために人と人とのあいだの間を埋めてゆくという性質をもっている---
(それ故に日本人は沈黙を選んだ 日本人には間が必要であったのだ)

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和の思想 異質のものを共存させる力

Posted by ブクログ 2009年12月03日

すべてを柔軟に受け入れて、共存させる和の力。
美術とかの観点だけじゃなく、国際化していく社会においてどんな風になっているのかってことも検証してみてほしかったな。
でも考えた方に少なからず影響を与えた本でもある気がします。

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