美しいばかりでなく朗らかで怜悧、文学的才能もゆたか、類まれな女主人・定子中宮に仕えての宮中ぐらしは、家にひきこもり、渇き喘いでいた清少納言の心をいっきに潤して余りあった。男も女も、粋も不粋も、典雅も俗悪も、すべてがあった。小さな身のまわりの品、事象を捉えて書きつけた『枕草子』。平安の才女・清少納言の綴った随想を、千年の時を経て、今清少納言・田辺聖子が物語る、愛の大長編小説。

ジャンル
出版社
KADOKAWA / 角川書店
掲載誌・レーベル
角川文庫
電子版発売日
2014年02月28日
紙の本の発売
1986年06月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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  • むかし・あけぼの 上 小説枕草子
    通常版 1巻 756円(税込)
    美しいばかりでなく朗らかで怜悧、文学的才能もゆたか、類まれな女主人・定子中宮に仕えての宮中ぐらしは、家にひきこもり、渇き喘いでいた清少納言の心をいっきに潤して余りあった。男も女も、粋も不粋も...
  • むかし・あけぼの 下 小説枕草子
    通常版 2巻 799円(税込)
    「心ときめきするもの」など、小さな身のまわりの品、事象を捉えて書きつけた『枕草子』。そこには、共に過ごし、話に興じ、細やかな情趣を解してくれた中宮への憧憬と敬慕がある。中宮をとりまくはなやか...

むかし・あけぼの 下 小説枕草子

Posted by ブクログ 2016年07月13日

あの「枕草子」が溶け込んでいる小説。清少納言ならばこう思うだろう、こう言うだろうことを作者が想像力全開で書いている。散らばっていた人物像、流れ、つながりをくっきりさせていてわかりやすい。おもしろかった。また道綱母、紫式部、和泉式部、赤染衛門らの人物評もおもしろい。再度もっと自分の想像力をふくらませて...続きを読む

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むかし・あけぼの 下 小説枕草子

Posted by ブクログ 2014年03月25日

中宮が死んでしまうのは歴史的事実。それはわかっているけれど、中宮がしんでしまい、安泰だと思っていた清少納言の人生もかわっていく。清少納言は落ちぶれた、と言う話がおおいけれど自らその道を選んだような気もする。
栄枯盛衰だなぁと思った。

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むかし・あけぼの 下 小説枕草子

Posted by ブクログ 2013年09月13日

「枕草子」をもとに、清少納言の生涯を描いた伝記的小説。
臨場感に溢れ、喜怒哀楽がすなおに染み込んで来る内容です。

聡明で優しい中宮定子(一般にはていし、ですがこの作品では、さだこ)のもとに仕え、この上ない幸せをかみしめていた清少納言こと清原海松子。
995年、定子の父・道隆が亡くなり、その弟の道長...続きを読む

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むかし・あけぼの 上 小説枕草子

Posted by ブクログ 2013年09月07日

清少納言の生涯を描いた傑作。
なめらかで自然な文章で、すっかり引き込まれました。

歌人として評価されていた家系で、清原元輔の娘。
本名は不明だけど、この作品では海松子(みるこ)。
父親っ子で当時の女性としてはレベルの高い教育を受けていた。

橘則光と結婚。
この作品では、他の妻が産んだ子供を育てる...続きを読む

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むかし・あけぼの 下 小説枕草子

Posted by ブクログ 2013年05月05日

思わず涙が出る場面もありました。
田辺聖子さんの、枕草子への愛を感じる作品。
元々の清少納言らの結末は知っていたので、ラストはどのように書かれているのかとても興味深かったのですが、中途半端などになることもなく素敵なラストだとわたしは感じました。

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むかし・あけぼの 上 小説枕草子

Posted by ブクログ 2013年03月18日

今まで生きてきた中で感じてきたことがあるであろう、言葉にならない感情をうまく言葉に表し、読み手であるわたしに感動を与えてくれました。

まるで目の前で起こっているかのような宮中の出来事の描写が本当に素晴らしいです。
清少納言や彼女を取り巻く周りの存在がますます大好きになります。
下巻も楽しみ。

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むかし・あけぼの 上 小説枕草子

Posted by ブクログ 2013年02月07日

久々に再読。やはり面白く、胸を打つ。
細やかな感性を写しとると同時に、別れの物語でもある。実際の清少納言がどんな人物だったのか、そんなことは些細な問題で、作者の枕草子への愛が伝わってくる。
(2013.2)

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むかし・あけぼの 上 小説枕草子

Posted by ブクログ 2011年04月19日

清少納言は殆ど知らなかったのだけれど、この小説によって大好きな古典人になった。なんと生き生きと描かれていることか!そして主人と女房との強い信頼関係も深く知ることが出来た。

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むかし・あけぼの 上 小説枕草子

Posted by ブクログ 2010年05月16日

高校生の頃の愛読書の一つでした。清少納言がすごく生き生きと魅力的に描かれていて、1000年の時の隔たりがあっても、感性・感情が共通するものがあるんだということが驚きでした。源氏物語の恋愛の面倒くささのない、さっぱりしたところが、高校生の自分にフィットしていました。

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むかし・あけぼの 上 小説枕草子

Posted by ブクログ 2006年03月14日

一千年前のワーキングウーマン&エッセイスト・清少納言。彼女の生きていた王朝時代と現代は、感覚的にかなり近いのに驚きさえ感じます。コレを読めば、古文がもっともっと身近になること請け合い。

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