純粋理性批判 1

純粋理性批判 1

935円 (税込)

4pt

もう入門書はいらない! カントは従来の形而上学が陥った独断的なやり方を批判し、人間のもつ理性の可能性とその限界をみさだめる。空間とは何か、時間とは何か、認識はどのようにして成り立つのかを明らかにする。古代以来の哲学の難問を解決しようとした意欲的な試みを再現する! 難解とされる多くの用語を、ごく一般的な用語に置き換えて分かりやすさを徹底した画期的な新訳(全7巻)。詳細な解説つき。

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純粋理性批判 のシリーズ作品

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  • 純粋理性批判 1
    935円 (税込)
    もう入門書はいらない! カントは従来の形而上学が陥った独断的なやり方を批判し、人間のもつ理性の可能性とその限界をみさだめる。空間とは何か、時間とは何か、認識はどのようにして成り立つのかを明らかにする。古代以来の哲学の難問を解決しようとした意欲的な試みを再現する! 難解とされる多くの用語を、ごく一般的な用語に置き換えて分かりやすさを徹底した画期的な新訳(全7巻)。詳細な解説つき。
  • 純粋理性批判 2
    935円 (税込)
    人間の認識を成り立たせる二つの能力、感性と知性。2巻では知性を分析。認識のために知性はどう働き、知性が用いる純粋な概念であるカテゴリーはどのように導きだされ、根拠づけされるのか。「形而上学の秘密全体を解くかぎ」の解明に取り組む。「カントはさまざまな川が合流する場所であり、そこからまた新しい川が分岐して流れ出す場所である」(訳者)。圧倒的に分かりやすい訳文で視界良好。“哲学の森”で、もう迷わない。
  • 純粋理性批判 3
    1,089円 (税込)
    3巻の「図式論」と「原則論」では、カテゴリーの根拠づけが対象にどのように機能するのか、それと時間がどのように関係するのかが解明される。イギリス経験論(ヒューム)を根本的に批判し、認識の主体と対象の相互の関係を論じた観念論も批判する。大胆かつ適切な訳語と段落すべてにつけたタイトル、初心者にも理解できる詳細な解説で準備万端。哲学の最高峰への登攀は続く。
  • 純粋理性批判 4
    935円 (税込)
    超越論的な分析論を終え、いよいよ超越論的な弁証論が始まる。この巻では、理性の誤謬推論として、心が実体(存在するもの)で、単純(分割できない)であり、破壊できないものであり、不死のものとして身体の死後も滅びることがないという伝統的な形而上学の霊魂論が批判され、解体される。そして真の形而上学を構築する試みが始まる! 『実践理性批判』『判断力批判』へと至る重要な道標!
  • 純粋理性批判 5
    935円 (税込)
    世界には時間的な始まりがあるか、空間的な限界はあるか。世界は無限に分割できるか、それ以上は分割できなくなるのか。人間に自由はあるか、それとも必然的な自然法則にしたがうだけなのか。そして、世界には必然的な存在者[=神]が存在するのかどうか。この四つの「二律背反」を考察。これまで多くの読者の前に立ちはだかってきたこの難関を、カントの思考の流れがみえるクリアな訳文と詳細な解説で、完全理解へ。
  • 純粋理性批判 6
    935円 (税込)
    第6巻は「超越論的な弁証論」の第三章「純粋理性の理想」を扱う。ここでは神の現実存在の議論が検討され、デカルト以来の伝統的な近代哲学の神の存在証明が分類され、すべて批判される。そしてこの存在証明に基づく神学の考察と批判が展開されることになる。存在が証明できない理念としての神を、なぜ理性は作りあげたのか? なぜ必要としたのか? 理性にとってどう役立つのか? 超越論的な弁証論の最後の難関に挑む。
  • 純粋理性批判 7
    935円 (税込)
    「わたしたちは神が命じたから、道徳的に行動する義務があると考えるべきではない。わたしたちは、道徳的に行為すべきことを、みずから〈内的な〉義務として考えるからこそ、こうした法則が神の命令とみなされるようになったのである」。本書の課題であった存在の領域、「あるもの」の認識からはなれて、当為の領域、「あるべし」の認識へ。最高善と「恩寵の王国」の思想をもとに、カントは理性の道徳的な使用へと考察を向ける。

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純粋理性批判 1 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年07月12日

     まさかこの年でカントを読み始めるとは思ってもみなかったが、最近読む本読む本にやたらカントへの言及があり、そんなら一度読んでみようと決めた次第。訳書の中では最も平易だという触れ込みのこの光文社古典新訳文庫を選んだが、それでも僕には超難解。本文は全体の約半分しかなく、残りは訳者による頗る丁寧な解説が占...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年03月09日

    経験なしで認識ってできるんだろうか?
    先験的な認識ってどうやって可能なのか?
    神秘主義や聖書の啓示とどうやって付き合っていくべきか。
    改めて問いかけられてみるとむむむ。

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月18日

    店頭で目が合ったので、買いました。
    読み始めました。
    (2012年12月18日)

    「解説」部分を読み終えました。
    カントが分かった気にさせてくれるのが素敵。
    (2013年2月6日)

    深い森へと踏み行ってゆきます。
    (2013年4月3日)

    カントが分かる、ということは、
    ちょっとした出来事だ。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年08月13日

    ああ、あと六巻...
    "対象は認識に従う"は、はじめてちゃんと読むとガツンと来た。
    人は生まれながら持っている型のようなモノを頼りに外界と接しているのだろうか。。。

    0

    Posted by ブクログ 2011年07月07日

    学生時代から何度も挫折したカントに齢37にして、再挑戦してみた。

    長い日数をかけ、1巻を読み終え、知った事実。
    全7巻!? 引くことも進むこともできない自分に気付いた。。。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月06日

    人間は事物をありのままの姿で認識できない。自分の五感を信じるな。事物の本質は分からないのに、分かると考えるから心の平静が乱される。あらゆる物事の判断を控えるように。ピュロン

    あらゆる知識は「たぶんそう」なのであり、絶対確実なものはない。自分は間違えるかもしれないという謙虚な姿勢と生活をより良いもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月25日

    この本は色々な2つのことが対比して述べられている。アプリオリ(経験から独立)とアポステリオリ、分析的と総合的、空間と時間、知性と理性、必然性と普遍性、それらの違いは何かを抽象的に考えさせられる。そもそも本書は哲学書だからだ。先天的、超越論的、誤謬、デカルト、ライプニッツ、実在性とは何かを深く考えてい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月16日

    長い解説のおかげでなんとなく理解できた。
    アプリオリとアポステリオリ。
    アプリオリとは、その事象を経験する前から、他の経験や知識を通じて、その経験を理解していること。アポステリオリは、経験しないとわからないこと。
    時間と空間についてはアプリオリなものとして挙げられる。しかし、時間や空間は生まれたとき...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月16日

    読みにくい部分に訳者が、元の文を損なわないレベルで補足を加えているお陰でとても読みやすかった。また、解説もわかりやすい部分が多かったように思う。

    強いて言えば、1巻1巻がそれなりに厚い上に全7巻という量はあまりに圧巻で読むのには根気がいるというのが問題か。

    0

    Posted by ブクログ 2012年02月17日

    岩波文庫版で相当昔読んだカント、再読しようと思っていたら、岩波版の訳は誤訳だらけと誰かさん(というか、中島義道)が言っていたので、やむを得ず新訳文庫でそろえ直すことにした。
    こちらの訳者中山元さんは、私もこれまでいろんな翻訳を読んできたし、信頼している方だ。なるほど読みやすいが、「悟性」が「知性」に...続きを読む

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