書楼弔堂 待宵

書楼弔堂 待宵

2,310円 (税込)

11pt

舞台は明治30年代後半。鄙びた甘酒屋を営む弥蔵のところに馴染み客の利吉がやって来て、坂下の鰻屋に徳富蘇峰が居て本屋を探しているという。
なんでも、甘酒屋のある坂を上った先に、古今東西のあらゆる本が揃うと評判の書舗があるらしい。その名は “書楼弔堂(しょろうとむらいどう)”。
思想の変節を非難された徳富蘇峰、探偵小説を書く以前の岡本綺堂、学生時代の竹久夢二……。そこには、迷える者達が、己の一冊を求め“探書”に訪れる。
「扠(さて)、本日はどのようなご本をご所望でしょう――」

日露戦争の足音が聞こえる激動の時代に、本と人との繋がりを見つめなおす。
約6年ぶり、待望のシリーズ第3弾!
【目次】探書拾参 史乗
探書拾肆 統御
探書拾伍 滑稽
探書拾陸 幽冥
探書拾漆 予兆
探書拾捌 改良

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  • 書楼弔堂 待宵
    2,310円 (税込)
    舞台は明治30年代後半。鄙びた甘酒屋を営む弥蔵のところに馴染み客の利吉がやって来て、坂下の鰻屋に徳富蘇峰が居て本屋を探しているという。 なんでも、甘酒屋のある坂を上った先に、古今東西のあらゆる本が揃うと評判の書舗があるらしい。その名は “書楼弔堂(しょろうとむらいどう)”。 思想の変節を非難された徳富蘇峰、探偵小説を書く以前の岡本綺堂、学生時代の竹久夢二……。そこには、迷える者達が、己の一冊を求め“探書”に訪れる。 「扠(さて)、本日はどのようなご本をご所望でしょう――」 日露戦争の足音が聞こえる激動の時代に、本と人との繋がりを見つめなおす。 約6年ぶり、待望のシリーズ第3弾! 【目次】探書拾参 史乗 探書拾肆 統御 探書拾伍 滑稽 探書拾陸 幽冥 探書拾漆 予兆 探書拾捌 改良

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書楼弔堂 待宵 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月03日

    今回も有名人が続々と登場!(o゚Д゚ノ)ノ訳ありな雰囲気が漂う甘酒屋の爺と利吉(常連客?)の掛け合いから始まり、本を求める客(←これが有名人)を爺が弔堂へ案内するというパターンが怪し過ぎて好き(* ̄∇ ̄*)そして最後には爺の正体が明らかに!(;゜0゜)弔堂の主人と小僧は全然年をとっていなさそうだから...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月18日

    書楼弔堂シリーズ第3弾。
    今回は甘酒屋の弥蔵が客引き&語り手・聞き手として、徳富蘇峰、岡本綺堂、宮武外骨、竹久夢二、寺田虎彦、斎藤一と永倉新八、そして自ら(堀田十郎)のエピソードが明かされる。
    探書の一冊による憑き物落としもやはり面白い。
    23-18

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月13日

    京極作品の中でも好きなシリーズの1つ
    今回は弥蔵という人物を主人公に仕立てて
    幕末から明治にかけての出来事を物語に仕上げている
    弔堂はいつもより出番が少なかったように思うが
    また違った味に仕上がってて
    違う角度から楽しめました

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月27日

    大好きなシリーズです。歴史は、詳しくないですが、なんとな〜く、そういう時代をイメージしながら、調べもって読むのもいいなぁ〜と思える1冊です
    読むと、やっぱり自分の1冊を、見つけたくなります

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月12日

    自分にとって人生の指針となるただ一冊の本を売ってくれる書店。だがその本屋は街に馴染みすぎて皆面前で通り過ぎてしまう。
    歴史の偉人たちが弔堂で本と出会い…の流れが面白い。竹久夢二の話が私は好き。
    私が弔堂を訪れたら一体どんな本を勧められるだろうか。

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月30日

    その時代の著名人物が
    その時代の町を歩き
    その時代の事件に出遭い
    その時代の風に吹かれる


    この懐かしい感じは
    そうだ!
    「坊ちゃんの時代」(関川夏生・谷口ジロー)を
    読んでいた時だ
    と 確か「弔堂シリーズ」1,2の時も思ったのでした

    今回は、
    個人的に「探書拾伍(第五章)」の
    宮武外骨さ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月07日

    やはり面白い。なんといっても京極夏彦。
    6年間待っていたことになるのだな、待つことすら忘れるほどの長さだったようにも思う。しかし、読めばわかる。この質感、緻密な展開、この本を6年間で提供してくれたことに畏怖を覚える。ありがたいことだ。
    読み終えて、さらに次を読みたくなる。それは仕方のないことだ。この...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月22日

    面白かった!!!弔堂で私の一冊を買いたい!
    今回、装丁がビアズリーのヨハネとサロメ、高校時代に傾倒したので個人的にたまりませんな。さらにストーリーにちらと出てくる野鳥に合わせ、挿絵は毛利梅園『梅園禽譜』、非常に素晴らしいチョイスだと思います。
    前作と同じく、主役は本、今回のワキは弥蔵(偽名)とおまけ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月12日

    「姑獲鳥の夏」からの京極フリーク…いや推し。
    江戸から明治の景色が見えるような。
    時代観が本当に秀逸で、かと言って難しすぎず、読ませる!
    知ってる名前のオンパレードでフィクションと現実の眩暈が…
    まあ、「知ったことではない」のです。笑

    手にとってから「コレ、シリーズ三弾じゃん!」
    …泣く泣く逆読み...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    相変わらず歴史から物理まで幅広い会話が進み、また今回は憑き物落としの感もあり楽しく読む事が出来ました。
    そして、最後の龍馬に繋がる流れには驚かされます。ここは是非読んでお楽しみ下さい。

    0

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