人が生まれながらに持つ純粋な哀しみ、存在していることの孤独を心の奥から引き出すことが小説の役割ではないだろうか。小説を書きたいと強く願った少女は成長しやがて母になり、芥川賞を受賞――。少女・青春期の思い、家族や本のこと、心を締めつける記憶の風景を率直に丁寧に綴り作家小川洋子の原点を明らかにしていく、珠玉の一冊。繊細な強さと静かなる情熱を併せ持つ著者の全貌がみえる初めてのエッセイ集。

ジャンル
出版社
KADOKAWA / 角川書店
掲載誌・レーベル
角川文庫
電子版発売日
2014年02月28日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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  • ブラウザ

妖精が舞い下りる夜

Posted by ブクログ 2017年10月22日

再読です。小川さんの「書きたい」という思いをあらためてしみじみと強く感じるエッセイでした。初期の頃のエッセイなので、あの小説はこんな思いで書かれたのだ、というところが興味深いです。出産と子育て、阪神タイガース…阪神タイガースの応援日記が、なんだか小川さんを身近に感じました。日々の切り取り方が、エッセ...続きを読む

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妖精が舞い下りる夜

Posted by ブクログ 2010年03月26日

小説家のエッセイはその人の小説に対する想いが伝わり面白い。小川洋子の小説を書くという行為に対しての真摯な想いをひしと感じました。芥川賞の候補に選ばれてから、実際に受賞するまでのエピソードが面白いです。また阪神タイガースファンである筆者の「阪神カレンダー」に、小説とは別の側面を見ることが出来ました。

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妖精が舞い下りる夜

Posted by ブクログ 2014年06月24日

30歳前後のときに書かれたエッセイ集。
『妊娠カレンダー』で芥川賞を受賞し、子供が生まれて数年という期間。

自省的な文章であり、書くことがいかに小川さんにとって大切でかけがえのないものなのかがひしひしと伝わってくる。
早稲田に通いながら小説を書き始めた頃の思い出が印象深い。
決して芽が出ない作家志...続きを読む

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妖精が舞い下りる夜

Posted by ブクログ 2012年05月11日

実はエッセイだと気づかずに手に取り読んだ1冊だったものの、「小説の最も大事な要素は、主題でも事件でも登場人物の魅力でもなく、言葉である…(引用P53)」という一文には思わず感動。小川さんの小説をもっと読んでみたくなりました。

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妖精が舞い下りる夜

Posted by ブクログ 2012年01月02日

小川洋子氏初のエッセイ。

小川さんの作品は、小説よりエッセイが好きなのだが、何作か読んだ後での本書なので、内容が重複している部分も見受けられる。

それでもやっぱり小川さんのエッセイはいい。
特質すべき点はないけれど、静かで簡素なありふれた日常にスポットライトを当てて綴られたエッセイには、小川さん...続きを読む

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妖精が舞い下りる夜

Posted by ブクログ 2010年07月27日

大好きな作家のエッセイ。言葉への徹底的な信頼が小説を書く根本になっていると同時に遅筆の原因にもなっているという彼女の言葉に深く頷く。身を削るようにして生み出された彼女の言葉は本当に美しい。彼女が好きだという村上春樹作品(短編)が、私がずっと気になりながら題名を思い出せなかった特別な作品だった事に大感...続きを読む

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妖精が舞い下りる夜

Posted by ブクログ 2010年07月18日

自作品の解説がなんとも嬉しい。

でも、ほかに出版している本との内容の重複があって、それは少し残念。

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妖精が舞い下りる夜

Posted by ブクログ 2009年10月27日

エッセイ集

野球に興味はわかないけど
金井 美恵子さんの本は読んでみたくなった。
買ったまま、放置してた映画のDVD「ミュンヘン」
週末、観ようかなー

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妖精が舞い下りる夜

Posted by ブクログ 2009年08月26日

小川洋子のエッセイ兼書評。
自身の小説の説明も書いてあります。
一つ一つ短いですが内容は非常に濃いというかところどころ重複してる部分もあります^^;

村上春樹の作品を読んでいることに驚きです。「主婦作家」と呼ばれることが嫌いとか。

これはこの本だけに限ったことじゃないですが、スポーツの話は常に変...続きを読む

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妖精が舞い下りる夜

Posted by ブクログ 2009年05月15日

正直、この乙女ちっくな題名と装丁に「……」となりました。


自分も好きな春樹のこととか、作家としてなるまでの大学生活とか、やわらかくぼんやりとした調子で書かれていて「あぁこの人の文章上手いなぁ」と思いました。

他のエッセィも読んでみよう。

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