盗賊の小頭、雲津の弥平次は、山奥の湯治場で思いもつかない〔ひろいもの〕をする。記憶を失い、何者かに命を狙われていた若い浪人、谷川弥太郎である。凄まじい剣の腕をもつ弥太郎、彼の素性は、そして何のために命をつけ狙われるのか――。時を経て江戸で再会する二人、記憶が戻らぬままに金で人を殺める仕掛人となっていた弥太郎の身を案じる弥平次、しかし彼自身もまた血なまぐさい盗賊の跡目争いに巻き込まれて行くのだった。江戸を舞台に刺客たちの激しい闘いを描く傑作時代長編。
- ジャンル
- :
- 歴史・時代 / 歴史・時代小説
- 出版社
- :
- KADOKAWA / 角川書店
- 掲載誌・レーベル
- :
- 角川文庫
- 電子版発売日
- :
- 2014年02月28日
- 紙の本の発売
- :
- 2000年08月
- コンテンツ形式
- :
- EPUB
- 対応端末
- :
-
- Lideo
- Win PC
- iOS
- Android
- ブラウザ
シリーズ作品一覧
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通常版: 1巻 583円(税込)盗賊の小頭、雲津の弥平次は、山奥の湯治場で思いもつかない〔ひろいもの〕をする。記憶を失い、何者かに命を狙われていた若い浪人、谷川弥太郎である。凄まじい剣の腕をもつ弥太郎、彼の素性は、そして何...
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通常版: 2巻 626円(税込)笹尾平三郎、それが弥太郎の本名なのか。執拗に弥太郎を狙う土岐家にいったい何があったのか。命を狙われながらも、弥太郎の秘められた過去に近づいていく弥平次。一方、弥太郎は、恩人である弥平次に向け...
ユーザーレビュー
闇の狩人(上)
komaokoma 2017年05月01日
池波正太郎らしい文章で、先が気になり、どんどん読み進んでしまう。
Posted by ブクログ 2004年09月22日
初めから、良い!!冒頭からすぐに引き込まれます。けっきょくはおせっかいな主人公の怪盗が巻き込まれたお家騒動にまではってする陰謀を暴く…のかな??と思ったけど、最後は皆幸せで、和やかな気持ちにさせてくれます。
Posted by ブクログ 2010年07月06日
全2巻。
時代小説。
おお。
いい。
記憶喪失になってしまった訳あり武士と、
彼を親身になって助けるいわゆる闇社会の住人達。
記憶喪失の侍ってのも、
あったかい人情をよせるのが悪とされている人々なのも
すごく面白い設定。
またこの記憶喪失の侍がいい。
素直で、頼りなげで、読んでるこっちも
思わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2008年09月07日
弥平次さんの(名づけ)親心っぷりと
弥太郎さんの信頼っぷりが
いいなァと思う。
うまく皆で暮らせたらいいのになァ。
どうなるのかしら。