断崖の上に美奈子を立たせ、下をのぞかせた。高所恐怖症の彼女が目まいで顔を掩った瞬間、宗三は支えていた手に力を入れて背中を押した……。考古学界の新進として注目されているZ大助教授江村宗三は、恰好の浮気の相手美奈子と度々逢瀬を重ねていた。しかし二人で計画した瀬戸内海小旅行中に、彼が最も愛した“女の分別”が崩れた。社会的地位を重んずる彼の胸に湧き起こる殺意! 男女の愛憎心理を鋭くえぐる松本清張の傑作長編推理。「死んだ馬」を併載。

ジャンル
出版社
KADOKAWA / 角川書店
掲載誌・レーベル
角川文庫
電子版発売日
2014年02月28日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

内海の輪

Posted by ブクログ 2014年02月16日

「内海の輪」東京で乗ったタクシーが、地方での運転手で苛々するシーンが長く気になったが、結幕の伏線だった。著者の考古学の造詣の深さもあらためて感心。他に「死んだ馬」収録。14.2.16

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内海の輪

Posted by ブクログ 2010年02月18日

松本清張さんの小説に出て来る女性は、愚かだったり、狡猾だったりする。

ぼんやりとした愚かさが、 難を逃れる方便だったりもするのかもしれない。

表題は、長編ではなかったと思う。
浮気の挙句に出奔した夫に会うため、その弟と、とある街へ向かう女。
列車だったと思うが、20年以上も前に読んだのでよく覚え...続きを読む

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内海の輪

Posted by ブクログ 2017年12月22日

父の蔵書であまり期待せずに読んだが、それが良かったのか思いの外楽しむことができた、40年以上前の作品になるが、そういった感じは感じることなく楽しめた。
内海の輪と、短編の死んだ馬が、掲載されている。
犯人に情が入ってしまい、完全犯罪を期待してしまうが、警察の鋭い捜査はなかなか逃れられないものだな。

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