負債をかかえて逃避行をする谷原は、同宿の設計士と“計算狂”の美女についての話をするうち、大金儲けのヒントを得る。それは、石見銀山坑内発掘と高圧線下の細長い土地の利権にかかわるからくりであった。早速、電力会社から1億2千万円の補償金を獲て、さらに勝負に出ようとする。しかし往年の殺人疑惑が谷原殺しを引き起こし、その接点には、「数字のある風景」があった……。巨匠の傑作長編推理。

ジャンル
出版社
KADOKAWA / 角川書店
掲載誌・レーベル
角川文庫
電子版発売日
2014年02月28日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

数の風景

Posted by ブクログ 2018年04月30日

測量技師と債務から逃げ都落ちした不動産屋、そして数字狂の女性。接点の無い3人の線が重なり事件が起き、1本の線になった時、謎が解ける。
作者の膨大な知識・取材に驚愕する作品。

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数の風景

Posted by ブクログ 2016年05月31日

話が動き出すまでは、必要なのか疑問な細い描写がこれでもかってくらい続くので読むのが辛い。でも動き出してからはするする行ける。殺人そのものは本筋にとっては余り重要ではない、スケールの大きな話。推理要素は余り多くない。この人•この件がこう絡むのかと驚かされる。ただ矢部の勘は鋭すぎやしないか。

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数の風景

Posted by ブクログ 2013年08月26日

松本清張は 巨匠である。
様々な知識を駆使する。
数の名前のある地域。なぜ その名前に 数がついたのか。
数マニア。キク女は すらりとして プロポーションもよく
俳句か短歌を詠ずる人かと思われたが。
ウィーンの学会にも出る という 大学の先生だった。
彼女が 解き明かしたことが、事件が発覚するのだっ...続きを読む

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数の風景

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年08月15日

筆者最晩年の作品ではあるが、何か遠い時代を思わせる雰囲気もある。
時間の経過はゆっくりであるが、謎が謎を呼ぶ筆致で読ませるところはさすが巨匠というところである。
とはいえ、特に大きなドンでん返しもなく、作品としては平凡なものであると感じた。

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数の風景

Posted by ブクログ 2009年12月16日

松本清張の推理小説、として読むよりも、本が出版された当時、石見銀山がどういう見方をされていたのか、そして今現在世界遺産に登録された石見銀山とその周辺の大森地区がどのような状況になっているのかを対比して読むと興味深い。

正直、推理小説としては個人的には楽しめませんでした。

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