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Posted by ブクログ 2009年12月16日
私は恥ずかしながら、アンネの日記を全て読んだ事がありません。今まで読んでこなかった自分を本当にはったおしてやりたい。
薄氷の上を歩くかのように、慎重に選び抜かれ、抑制された言葉で、語られるアンネ。こちらも思わず息を潜めて読み耽った。
あえて語弊を恐れずに言うのなら、これは、ナチスとは、戦争とはなんだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
アンネ・フランクという女の子が少し前、この空の続きの中で生きていた。小川洋子さんはひそかな心の友人でありつづけたアンネの、彼女の息づかいをしっているひとたちを訪ねていく。
アンネは片方の髪がいつもうまくいかなくて気にしてた。
隠れ家の階段をマルゴーと足音をしのばせて登る。
幼い女の子がこっそり生き...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月25日
小川洋子の作家になる原点が、『アンネの日記』というのが、よくうかがえる。小川洋子は中学一年の時、『アンネの日記』を読み、日記を書く喜びを知った。その積み重ねが小川洋子という作家を作った。アンネに対する信愛の情が、この本にはある。小川洋子のつむぎだす文章が温度があると感じていたが、そのことを納得する...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月12日
自分がもしアウシュビッツの職員だったら、非人道的な行為を拒否することはできただろうか。拒否したら罰せられるから仕方なく、と言い訳することはできるかもしれない。それで良いのか?
We were no heroes, we only did our human duty, helping people...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月09日
最近立て続けに何冊か読んだ小川洋子さんがアンネフランクの足跡を訪ねるエッセイを書かれていることを知り、他の人がどのようにアンネフランクの日記を読んだのか興味を持ち手に取りました。
旅の様子の合間に、著者の所感が挟まれていくのですが、感じることはあまり自分が思うところと変わらないのだなということに、...続きを読む
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