少女期『アンネの日記』を読み、作家を志した小川洋子。アンネの悲劇的境遇だけではなく、言葉が心を表現することに衝撃を受けたからだ。以来、アンネを心の友にしてきた著者は万感の思いでアンネの足跡を訪ねる。フランクフルトの生家、アムステルダムの隠れ家、アウシュヴィッツへと歩き、フランク家の恩人ミープさん、親友ヨーピーさんと語り合う。少女の言葉に導かれた作家の魂の旅路である。

ジャンル
出版社
KADOKAWA / 角川書店
掲載誌・レーベル
角川文庫
電子版発売日
2014年02月28日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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アンネ・フランクの記憶

Posted by ブクログ 2014年02月06日

小川洋子さんが、ものを書くということの力を見出す源となった、アンネ・フランクの日記。そのアンネの足跡を辿ってゆく旅の記録。小川洋子さんの視線から、アンネを捉え直すことができて、とても興味深い。日記をもう一度読み直そうと思う。

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アンネ・フランクの記憶

Posted by ブクログ 2010年08月12日

「アンネの日記」には感傷的な少女のアンソロジーというイメージがあり、実は読んだことがない。でも最近出た≪完全版≫をぜひ読みたくなった。いまだ読んだことのない私にも、圧倒的なパワーでアンネ・フランクの記憶をイメージさせる小川洋子さんの手腕は、凄いと思う。

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アンネ・フランクの記憶

Posted by ブクログ 2009年12月15日

私は恥ずかしながら、アンネの日記を全て読んだ事がありません。今まで読んでこなかった自分を本当にはったおしてやりたい。
薄氷の上を歩くかのように、慎重に選び抜かれ、抑制された言葉で、語られるアンネ。こちらも思わず息を潜めて読み耽った。
あえて語弊を恐れずに言うのなら、これは、ナチスとは、戦争とはなんだ...続きを読む

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アンネ・フランクの記憶

Posted by ブクログ 2008年06月18日

アンネ・フランクという女の子が少し前、この空の続きの中で生きていた。小川洋子さんはひそかな心の友人でありつづけたアンネの、彼女の息づかいをしっているひとたちを訪ねていく。

アンネは片方の髪がいつもうまくいかなくて気にしてた。
隠れ家の階段をマルゴーと足音をしのばせて登る。
幼い女の子がこっそり生き...続きを読む

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アンネ・フランクの記憶

Posted by ブクログ 2007年12月31日

途中で読むのを止めようかなと思ったのですが、この本を読んで、一度アンネの足跡を訪ねてみたいなと思いました。

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アンネ・フランクの記憶

Posted by ブクログ 2007年06月02日

小川さんの目を通してアンネが本当に精一杯自分の「生きた証」を残した感覚も伝わったし,悲惨な歴史に観念的に理解しただけの自分の弱い精神が,歴史の重みを受け止めるのを拒んでいることに対し,少し前向きに取り組もうと思ったし,アンネに関わった人たちの信念に触れた小川さんたちの興奮や感動にも共感できた。

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アンネ・フランクの記憶

Posted by ブクログ 2017年01月12日

ミープさんの佇まいに、私も心が震えた。

また、規則正しさの怖さ。

小川さんの文学にいかにアンネの叙述が影響を与えているか認識した。

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アンネ・フランクの記憶

Posted by ブクログ 2016年09月22日

「アンネの日記」に続いて、小学生ぐらいの頃に読んだ。その後、大学生ぐらいになってから「博士の愛した数式」を読んで、同じ小川洋子さんが書いたものだと知った。そう思って読んでみるとまた違った感じがありそうなので、もう一度読みたい本。

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アンネ・フランクの記憶

Posted by ブクログ 2015年05月24日

アンネ・フランクを辿る旅に出ることは、すなわち、過去の戦争と向き合うこと。
小説家を志すきっかけとなったのがアンネ・フランクの日記だったという小川洋子さんが、アンネゆかりの地を訪ね歩いたときのエッセイだが、とても重い旅だったのではないだろうか。

私の場合、ゴールデンウィークにアンネ・フランクの家を...続きを読む

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アンネ・フランクの記憶

Posted by ブクログ 2015年02月03日

小川洋子さんは少女時代に「純粋な文学として」アンネの日記と出会い、自らも物を書く喜びに目覚め、そのことが作家になるきっかけにとなった。
そのことをアンネの日記の翻訳者で本書の解説を務めている深町氏はアンネ〜との最も幸福な出会い方だと述べています。

アンネの親友だったジャクリーンさん、擁護者だった...続きを読む

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