1990年代、大学から「教養」の名を冠した学部が次々に姿を消した。それに応ずる形で専門知・実用知の優位性が喧伝されると、いまや「教養」はかつてのエリート達による懐古趣味のようなカビ臭い存在になってしまった感がある。しかし、本来の教養は、行き過ぎた専門知の追求に対して物事を多角的に捉える視点を与えるものでもあった。本書では、そうした意義に加え、人格的な豊かさを体現するためにも不可欠な教養の意味を問い直し、今の時代にも活きる新しい形を提示する。東大教養学部で長年教えた著者が授ける教養の力!【目次】まえがき/第一章 「教養」は変質しているか/第二章 学問・知識としての教養/第三章 教え授ける・修得する行為としての教養/第四章 身につくものとしての教養/第五章 新時代の教養/あとがき

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社新書
ページ数
192ページ
電子版発売日
2013年10月25日
紙の本の発売
2013年04月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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教養の力 東大駒場で学ぶこと

Posted by ブクログ 2013年06月14日

「第一章」をチラチラ見ただけですが、
17ページの「英米の文化的支配を離れた
『国際語(あるいは世界共通語)としての英語』などと言ってはみても」
の段落を読むだけでも、この本は、価値あり、と思えます。

ちゃんと読むのが、非常に楽しみです。
(2013年6月14日)

この本に書いてあることは、「当...続きを読む

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教養の力 東大駒場で学ぶこと

Posted by ブクログ 2013年05月09日

「精神」と「人格」を養うためには教養は必要。教養人になることが、いい男、いい女になることである。知識と教養は違い、知識を得るだけでは教養は高まらない。迷ったら「古典」にふれることで教養は磨かれる。

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教養の力 東大駒場で学ぶこと

ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年04月29日

著者によると、「教養」には3つの側面があるとする。
・『学問』や『知識』としての側面
・自ら何かを『身につける』『修得する』という側面
・学問や知識を身につけることによって備わる『心の豊かさ』『理解力』『品格』という側面
伝統的な(旧制高校的な)「共通知」というべき書物を通じた知識の習得が「教養」...続きを読む

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教養の力 東大駒場で学ぶこと

Posted by ブクログ 2013年09月03日

斜め読み。第五章の推薦図書、もしくは参考文献に手をつけていきたくなる、読書ガイドのような本。第一章、教養と修養の定義のくだりで「修養とは修身養心」(新渡戸稲造『修養』)を見て、自分の名前にもその字が入っていることに偶然以上のものを感じた。

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教養の力 東大駒場で学ぶこと

Posted by ブクログ 2018年12月09日

東京大学の教養学部で長く英語教育に携わってきた著者が、教養の復権を説いた本です。

倉田百三の『愛と認識の出発』や阿部次郎の『三太郎の日記』などに代表される大正教養主義について、文化史的な観点から考察をおこなった本も多く刊行されていますが、本書で展開されているのは、歴史的な観点から旧制高校的な教養を...続きを読む

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教養の力 東大駒場で学ぶこと

Posted by ブクログ 2014年11月14日

斎藤兆史氏による教養論.

読みながら「東大云々」というタイトルは要らないんじゃないかなと思ったが,「新時代の教養」での提言を読むと,このレベルを要求出来るのは東大とその他一握りの大学でしかないなと感じるようになった.

本音をいえば,いいたいことには共感はするが,教養の復権と言うのはなかなか難しい...続きを読む

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教養の力 東大駒場で学ぶこと

Posted by ブクログ 2013年06月06日

読書をしたくなる、実学でなく難解な文章に取り組みたくなる、そんな気持ちにさせてくれる1冊。
日本では武道、西洋では哲学が教養の入口だったのではないかと自身の狭い経験から考えている。

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教養の力 東大駒場で学ぶこと

Posted by ブクログ 2013年04月29日

英文学者による教養論。P.99で著者がいうように「一般書・新書文体を使」って書かれたものである。著者自身の経験から得られた知見が述べられている。

逆に、先行研究のレビューが少なく、巻末の参考文献を見る限り、猪木武徳、村上陽一郎、西山雄二のそれぞれの論には触れられていない。ちなみに、この中には駒場関...続きを読む

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教養の力 東大駒場で学ぶこと

Posted by ブクログ 2013年04月27日

日本における教養、リベラルアーツの明治以降の変遷と、今改めての可能性について示唆を得られる。英語も単なる道具としてではなく今日滋養に資するという視点は面白いと思った。

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