かたちだけの愛
作者名 :

1巻配信中

価格 740円 (税込)

事故による大怪我で片足を失った女優と、その義足を作ることになったデザイナー。しだいに心を通わせていく二人の前に立ちはだかる絶望、誤解、嫉妬……。愛に傷ついた彼らが見つけた愛のかたちとは? 「分人」という概念で「愛」をとらえ直した、平野文学の結晶!

ジャンル
出版社
中央公論新社
掲載誌・レーベル
中公文庫
ページ数
457ページ
電子版発売日
2013年10月25日
コンテンツ形式
XMDF
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

かたちだけの愛

Posted by ブクログ 2016年12月28日

『一日二四時間の中で、人間が考えられることって、三つしかないと思うんです。ー過去のことか、現在のことか、未来のことか。』

『人はなるほど、たまたまそんなふうに誰かを見ることなど出来ないのだろう。彼の中の何かが、そんなふうに彼女を見させていた。』

『私は、人間のへそ曲がりなんだと思いますね。完璧だ...続きを読む

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かたちだけの愛

Posted by ブクログ 2016年09月11日

「分人」という単語が直接出てくるわけではないが、2人の人間がいかにして「分人化」するか(関係を深めていくか)というのが主題となっている。
平野作品の中では読みやすい、爽やかなラブストーリー。
2人の肌と肌(指先)が初めて触れ合う瞬間の描写が秀逸。

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かたちだけの愛

Posted by ブクログ 2016年03月21日

平野先生の作品の中では、「決壊」が一番好きだったが、今日から「かたちだけの愛」が一番好きな作品になった。

「決壊」や「葬送」に比べると話のテンポが早く、物語にどんどん引き込まれ1日で読み終えてしまった。

こんなに美しい小説を読んだことが無い と感じる程、文章が美しい。

「あわや だいさんじ」登...続きを読む

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かたちだけの愛

Posted by ブクログ 2013年10月20日

おもしろかった。平野さんの「分人」の考え方が、もともと好きで、『ドーン!』を読んで以来よけいに気になる作家だったので、その平野さんが愛について語っているというだけでもう、読む前からわくわくしていた。

「恋が花であり、愛が果実だとするならば、セックスは、花を落として、実を結ぶための、季節の変わり目の...続きを読む

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かたちだけの愛

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年10月03日

 約1年前に、新書「私とは何か」を手にとって以来、ようやく分人小説4部作を読み切った。文庫化を心待ちにしていたこの作品のテーマは、ずばり分人と愛。事故で足を切断した女優と、義肢のデザイナーによる恋愛っていうと、ちょっとアルモドバルのトークトゥハーを連想して「献身」がテーマなのかと先入観を持ったのだが...続きを読む

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かたちだけの愛

Posted by ブクログ 2013年09月25日

芥川賞作家・平野啓一郎氏による初めての恋愛小説です。『日蝕』や『葬送』などの重厚な作品を書くというイメージが強い方だったので、最初は正直面食らいました。

この記事を書く際にはじめて知ったのですが、この本は平野啓一郎氏にとって初めての恋愛小説だったのですね。物語は交通事故によって左足を切断するという...続きを読む

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かたちだけの愛

Posted by ブクログ 2018年02月04日

作者の恋愛観には、そうだよなあと共感できるところが多かった。分人主義を恋愛の形から理解するにはもってこいの一冊。

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かたちだけの愛

Posted by ブクログ 2014年11月08日

穏やかだったり、ゴツゴツしたり激流だったりと色々な流れで読めた。表現も美しく、全て映像となって心に残りました。
ただ、分人や愛の形についての説明のような所が引っかかりました。
あえてしっかり書いて伝えたかったのか。
何となく読者の心に伝わる方が私は良かったと思いました。

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かたちだけの愛

Posted by ブクログ 2014年05月24日

難しくてよくわからなかった。。。
愛なのか、打算なのか、同情なのか。。。
どういう愛を語りたかったのか、私には難しくて理解できなかった。

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かたちだけの愛

Posted by ブクログ 2014年05月24日

とても、きれいな恋愛小説。
それは薄っぺらいとかいう意味ではなく、嫉妬や執着心や憎悪や混沌、醜悪…そういった人の卑しい部分を描きつつ、それさえも凌駕する美しさが混在している…ということ。谷崎潤一郎氏の小説やラヴェルの曲、最後はパリの街並み…とまるで映画を見ているかのような感覚で読み進められた。文字を...続きを読む

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