「一所懸命」の語が象徴する、土地の支配を基盤とする武士とは異なった形態の武士団が中世にはあった。地場の海を「なわばり」とし、航行する船から通行料を徴収し、あるいは「海賊」として略奪する、「水軍」とも「海賊」ともつかぬような「勢力」。「海」側の視点から中世の始まりとともに出現した特異な「武士団」の興亡を描く、これまでにないユニークな日本中世史。(講談社選書メチエ)

ジャンル
出版社
講談社
掲載誌・レーベル
講談社選書メチエ
ページ数
244ページ
電子版発売日
2013年10月25日
紙の本の発売
2013年09月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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海の武士団 水軍と海賊のあいだ

Posted by ブクログ 2013年09月26日

海の武士団というタイトルだけど、そのようなイメージ先行の海の勢力を、政権との距離感を中心分類。海賊を規制しようとする鎌倉・戦国期に対して、とことん利用する室町期の対比が面白かった。全体としては、昨今の海賊ブームを過剰期待と諫める内容。

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海の武士団 水軍と海賊のあいだ

Posted by ブクログ 2013年12月10日

かつて地場の海をナワバリとして跋扈していた勢力の変遷。
武士なんだか海賊なんだか漁民なんだか分からない「海の勢力」が衰えてゆくのと、中央集権的支配勢力が確立されてゆくのとがパラレルで走っているのが面白い。
現代も、なんだかよく分からない勢力が忌避されるのはこの辺りに根があるのかも?

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