独自の見地からがん治療に対する見解を発信し続け、2012年に菊池寛賞を受賞した近藤誠医師の抗がん剤論決定版! 肺がんや胃がんなど、固形がんの標準治療とされる抗がん剤。だが、実は延命効果は認められない。認可取得を狙い、関係者が臨床試験データを改変する手口の数々を徹底論証する。抗がん剤が殺細胞薬として開発された以上、命を縮める毒性は免れない。それより、本当に必要ながん治療を自分で選ぶ力を身に付けよう! 本書は2011年に刊行された『抗がん剤は効かない』に最新の知見を加え、タイトルを改めたものです。
- ジャンル
- :
- ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- :
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- :
- 文春文庫
- 電子版発売日
- :
- 2013年10月18日
- 紙の本の発売
- :
- 2013年10月
- コンテンツ形式
- :
- EPUB
- 対応端末
- :
-
- Lideo
- Win PC
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- Android
- ブラウザ
ユーザーレビュー
Posted by ブクログ 2016年08月01日
「結局、抗がん剤が殺細胞薬である以上、正常細胞を殺すがゆえの毒性はなくならず、延命効果ならぬ縮命効果の発現は不可避です。(本書 まえがき)」からはじまる本書は、とても分かり易く、そして丁寧に、その理由を明らかにしてくれるため、一見刺激的なまえがきの言葉も、それらの理由を一つ一つ追っていくことで、自然...続きを読む