大学の食堂で働く雪子は、毎日わかめうどんばかり頼む女学生を自分の娘のように眺めていた。だが彼女が付き合っているらしい男が気に入らず、ある日思わずある行動に出てしまう…(「うちの娘」)。日常の中ですれ違っていく、忘れられない人たち。そのすれ違いの中で、かすかに揺らぐ感情を掬いあげる佳品6篇。芥川賞作家にして、最年少川端賞作家が描く奇蹟。

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
電子版発売日
2013年10月18日
紙の本の発売
2013年09月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
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  • Android
  • ブラウザ

お別れの音

Posted by ブクログ 2016年08月10日

「別れ」と聞いて真っ先に思い浮かぶような親しい人との悲しい別れではなく、人柄や名前すらも知らないような人との出会いとも言えないような出会いや別れを通して芽生えた心の引っ掛かりのようなものに光を当てた作品集。よく知らない人だからこそ、その人の性格や思い出などと結びつくことができずになまの感情が宙に浮い...続きを読む

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お別れの音

Posted by ブクログ 2015年07月14日

何か不思議な味わいのある短編集だった。
読み終えたあと、「お別れの音」というこの小説全体のタイトルについて考えた。

別れと一口に言っても、関係性も長さも別れ方も理由もそれぞれで、本当に浅いところまで視野を広げてしまうと、知り合って親しくならないうちに別れてしまう(二度と会わなくなってしまう)関係も...続きを読む

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お別れの音

Posted by ブクログ 2018年01月08日

ありふれた日常、切り取られた感情。
すれ違う人たち、忘れられない人たち。
かすかな揺らぎ、芽生えた変化。

何らかのお別れ、を描いた6つの短編をまとめた総合タイトルが『お別れの音』。
私は勝手に「お別れノオト」とも思っている。
6つの話はどれも、誰かの 近しい友人の、日々の出来事、思い、感情のあれ...続きを読む

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お別れの音

Posted by ブクログ 2015年01月26日

短編6つ。
文庫の裏表紙を引用すると、
日常の中ですれ違っていく、忘れられない人たち。そのすれ違いの中で、かすかに揺らぐ感情を掬いあげる…とある。

掬いあげかたがこれまで自分が読んできた本と違ってきたのか、新鮮だった。

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お別れの音

Posted by ブクログ 2014年04月29日

なんてことない日常も、丁寧に書けば物語になる、という印象の短篇集。
働く人たちの些細な出来事を、これでもかと詳細に書く。
言葉の選び方や緻密な文章は一定の評価を受けるんだろうけど、物語としてワクワクするのもを感じないから、たぶんこういうタイプの話は自分は好きではないんだな、と感じる。

最も起伏が無...続きを読む

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お別れの音

Posted by ブクログ 2013年10月18日

 ちゃんと「知り合って」もいない内に、「お別れ」の時が来てしまう事がある。
「お別れ」と言うよりも「出逢う事」を断ち切られた、若しくは断ち切った音がする、そんな話が多かった。
 その人への興味を妄想の中だけに留めておけば、「お別れ」の音は聴こえない。
現実にその誰かに干渉した時に、その音が聴こえてし...続きを読む

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お別れの音

Posted by ブクログ 2013年10月09日

オフィスの端にある二人きりの小部屋、地下広場の奥にある靴の修理屋、午後二時過ぎの学食、パソコンの中、スイスにある友達の友達の借り家。
それぞれの場所での出会いと別れ、人との関わりを描いた短編集。

なんでもない日常なのに、ちゃんと物語がある。

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お別れの音

Posted by ブクログ 2013年09月28日

透明感のない、どっしりとした感じな文章。文に色をつけるのであれば、グレーがはいった薄い水色といったところ。透明感はないけれど、丁寧に書かれている感じがした。

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お別れの音

Posted by ブクログ 2013年09月18日

「お別れ」と呼ぶには大げさで、でも「お別れ」としか呼べない六つの瞬間を、穏やかな「音」と共に掬い取った短編集。

短編集だけど表題作があるわけではなくて、収録されている六編全体のタイトルとしてこの名が冠されているところがすごく綺麗だと思う。
全ての人の日常の中に、こうした些細な「お別れ」が息を潜めて...続きを読む

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