※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

昭和二〇年八月六日、広島は雲ひとつない快晴だった-東京の女学校に通う十五歳の珠紀。戦争の影が濃くなるなか、友人たちは次々軍人に嫁いでゆき、珠紀は従弟の担任教師と結婚する。だが突然、夫は軍に志願したため、二人で過ごせる時はたった一週間しかなかった。珠紀は姑と暮らすため広島へ移り、やがてその地で運命の日を迎えることに…。少女たちの目から原爆を描き話題となった名作。

ジャンル
出版社
河出書房新社
掲載誌・レーベル
河出文庫
ページ数
154ページ
電子版発売日
2013年10月25日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

八月六日上々天氣

Posted by ブクログ 2012年08月02日

去年の夏に買いました。
新刊の棚に並んでいるのを見て、作者にしては珍しい題材だと思いました。
あとがきまで読んで納得。
いつもより抑え気味の文体に仕立ててある気がするのが、ノスタルジックで…従姉弟のほのかな想いも初々しく、まさに昭和。
戦争さえなければきれいでいい時代だったのだと感じさせる。
そして...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

八月六日上々天氣

Posted by ブクログ 2012年05月07日

「原爆」がテーマの本作。けれど、その瞬間も以後の世界も描かれていません。そこにいたるまでの日常が描かれた、緩やかで温かな青春小説です。だからこそ、以後を知る私たちには言いようのない虚無感と怒りがわいてくるのです。
ところで、文庫版は、東日本大震災のすぐ後に出されました。あるボランティア団体は、3月1...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

八月六日上々天氣

Posted by ブクログ 2011年08月01日

単行本を去年あたりに見たことがありすごくすきになって、本屋さんで文庫を見かけて購入

八月六日に起こったことについての記述は無くて、
ただずっと珠紀という少女のお話なのに何故か心に響く

あと史郎くんがかっこいい、なんだあれは
淡い、儚いものだけど、ほんとうに彼女がすきだったんだと思う

このレビューは参考になりましたか?

八月六日上々天氣

Posted by ブクログ 2017年11月01日

原爆とかどうとか関係なく、珠紀と史郎の心の交流が美しかった。これが、年下萌えなのか…?とも思ってしまったり。
原爆で死んだ史郎が最後珠紀に会いにくるシーンが、なんとも悲しい。
市原さんのことは結局よくわからなかったな。当時の若い青年の戦争観なのだろうか。
「突然消えてしまう」ように見える乗組員のよう...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

八月六日上々天氣

ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年08月11日

夏なので夏っぽい長野まゆみ作品を再読しようキャンペーンそのご。今他に読みかけが2冊ほどあるけど、これは日を選んで読んだよ。

久々すぎてほとんど話憶えてなかったんやけど、改めて読んだらめっちゃおもしろかった。こういう時期のこんな日常がこんなに語られるのってあんまりないんじゃないのか?いや戦争モノ好き...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

八月六日上々天氣

Posted by ブクログ 2013年08月26日

河出文庫は昔のサラサラとした手触りの表紙の方がよかったなぁ。
表紙の淡い色彩によく合ったろうに…と思ったり。

あからさまには書かれないことへ思いを馳せて、しみじみと哀しく。
序盤の少女特有のきららかさが好ましかっただけに余計に。

このレビューは参考になりましたか?

八月六日上々天氣

Posted by ブクログ 2013年08月15日

単行本の刊行は1995年ということですので、
戦後50周年の企画として描かれたお話なのかもわかりませんが
ただ勢いに乗って書いたという風ではないので安心して読めます。
(あとがきを読んで納得です)
細かい情景の描写と麗しき少年の描写はさすが長野さんだなと思いました。

よくある日常の中に何気ない顔を...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

八月六日上々天氣

Posted by ブクログ 2012年12月29日

題名を見ると、「原爆」文学なのかな?っと思われるかもしれない。
だが、八月六日の記述は約9ページ分。全体の1/15程度。

記述が少ない分、最後に史郎が現れる部分は、本当に深い。

それまでの珠紀と史郎の人間ドラマがこの場面に集約されてるような気がして。
そして、原爆の被害をつらつらと書くよりも、こ...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

八月六日上々天氣

Posted by ブクログ 2012年11月29日

その日まで戦時ではあっても日常があったのだと改めて思わせてくれた本。
八月六日を知らない人が読んだなら「初恋」と題をつけてもおかしくない。

装丁は作者による原爆ドームが描かれている。表紙を見ただけでは避けてしまう人がいるかもしれない。私も長野作品でなかったら避けてたと思う。
でも、これはもったいな...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

八月六日上々天氣

Posted by ブクログ 2012年08月30日

従姉弟同士のかけがえのない、優しくて切ない時間にうっとりしました。
原爆がテーマとのことで最初は敬遠していたのですが、勧められ読みました。結果、読んで良かったと思います。
最初は原爆ではお馴染みの「ピカドン」で終わりだろうと高をくくっていのですが、原爆に関する記述はなくそれ以前の戦争中ながら優しさと...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?