魚たちの離宮

魚たちの離宮

418円 (税込)

2pt

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夏のはじめから寝ついている友人の夏宿を、市郎は見舞いに訪れた。夏宿を愛する弟の弥彦。謎のピアノ教師・諒。盂蘭盆の四日間、幽霊が出ると噂される古い屋敷にさまよう魂と少年たちとの交感を描く。

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魚たちの離宮 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年04月07日

    1993年文庫の初版を購入。めちゃくちゃ久しぶりの再読。
    当時、この小説が好きで、内容を理解したくて何度も何度も読み直したことを思い出した。

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    Posted by ブクログ 2016年02月25日

    蛍を夏宿と見るシーンは、死に向き合うようで悲しくなって泣きそうになった…。
    お盆っていうものを改めて考えさせられる作品。

    死と再生を信じきっている弟の存在も切なく愛しい。
    お盆になったら、また。

    結末も本人たちにとっていいものなのか悪いものなのかわからない。

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    Posted by ブクログ 2012年02月24日

    大好きな一冊です。あまりにも好きすぎて、ハードカバー版と文庫版の他に、もう一冊持ち歩き用を買おうかと思ってしまうくらい。

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    Posted by ブクログ 2010年07月22日

    この人の書く少年は皆魅力的なのだけど、この話の少年たちも本当にたまらん。透明感。
    ちょっと切ない静かな夏の話。

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    Posted by ブクログ 2010年07月16日

    再読。
    美しく、それでいて切ない夏のお話。フライングしてしまったが、もう一度八月十二日から日付にそって読んでみたい。
    「夜啼く鳥は夢を見た」とセットで読むのもおすすめです。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    大きな旧家に暮らす友人の夏宿(かおる)と
    夏宿を愛してやまない弟の弥彦。
    “退院”した夏宿を訪ねて自宅を訪れる市郎。
    夏宿はとうに死んだと言うくせに、
    夏宿が生きているように接する弥彦。
    何かが壊れそうで夏宿に触れるとことができない市郎。
    そんな市郎に時折向けられる弥彦の鋭い視線。
    日本の古い風習を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    家業が藍染を営む夏宿とその友人市郎。体調を崩した夏宿の家へ泊まりに行った市郎を迎えたのは夏宿の弟の弥彦だった。弥彦は言う「兄さんは疾うに死んだのに」と。
    一夏を彩る、少年たちの少し怪奇で美しい、そして切ないストーリー。
    夏の一夜、満月の夜に読むと一層入り込めるかと…
    オススメの一冊です。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    夏、お盆に読む。夏の夕べに耳を澄ましたくなる。描かれる情景が綺麗で雰囲気に浸ってしまう。池のある日本家屋に住みたくなる。

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    Posted by ブクログ 2022年07月14日

    再読。主人公・市郎が友人の夏宿の見舞いをする4日間の物語。静かで幻想的な盂蘭盆の風景に、夏宿やその弟の弥彦、謎のピアノ教師の思惑が交錯する感じがミステリアスで惹きつけられた。

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    Posted by ブクログ 2021年07月11日

    すごく輪郭が掴みにくいお話。私はとても好きでした。描写が本当に丁寧、衣擦れの音まで聞こえてきそうなくらい。また暫く経ってから読み直してみたいです。

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