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「兄さん、あの署名、――あれはどう云う意味。自分の名前を記せばいゝのに」。緑に深く埋もれた祖父の家で、ひとり療養する兄の夏織。気怠い夏の空気の中、弟の柊一は兄の隠れ処を探して川を遡っていく。

ジャンル
出版社
河出書房新社
掲載誌・レーベル
河出文庫
ページ数
139ページ
電子版発売日
2013年10月25日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

カンパネルラ

ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年10月11日

再………読。この時期にぴったりの一冊です。しかし久し振りに読んでみて【カンパネルラ】は仲間を探して死に引き摺り込む、幽霊としか見られなくなっていました。がっくり。これを読むと、銀木犀も読みたくなるね!

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カンパネルラ

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月22日

硝子の小魚の役割がよく分からなかった。銀木犀が夏織を鳥かごのように抱いていたシーンが頭に残った。柊一が手を伸ばしても、夏織の青白い手のみが残ったのが不思議。何故、手だけが残った?柊一が来るずっと前から、少しずつ少しずつ、夏織はカンパネルラ(=銀木犀?)に取り込まれていってしまっていたような気がした。...続きを読む

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カンパネルラ

Posted by ブクログ 2007年01月12日

長野さんの作品の中で一番好きな話。兄弟のすれ違ってる感じとか、でもきっと、同じ事考えてるんだろうなとか、いろんな事考えながら読んだ記憶が。あんな場所に行ってみたいと言うか住みたい。

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カンパネルラ

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Posted by ブクログ 2016年07月21日

夏なので夏っぽい長野まゆみ作品を再読しようキャンペーンそのさん。これも10年ぶり。
これの後に『銀木犀』なんかを読むとごっちゃになる。

緑と透き通った水と、そこに溶けてしまいそうな兄と、(もうすでに溶けてるかもしれない祖父と)謎の少年がいる話。色合いが澄んでてきれいで涼しくなるよ。
柊一が誰かとコ...続きを読む

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カンパネルラ

ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年01月02日

耽美だなぁ。とひたすらに思う。それは文章がそうさせるだけでなくて文字列の並びや空白、踊る反復記号やフォントにもそう見せられている気がする。

或る夏の兄弟の物語だけれども、そこにはただの普通の兄弟でない緊張感と期待と異世界の空気が漂う。

最初の場面で既に読者も柊一もこの現世から離れて違う場所へ取り...続きを読む

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カンパネルラ

Posted by ブクログ 2011年07月15日

今まで読んだ長野さんの作品の中で、雰囲気と場面設定は一番好きかもしれない。
この本のあらすじは?って言われても、言いようがない感じ。ストーリーというよりはこの世界観全部を感じて読むみたいな。
涼しくなるお話。相変わらずうつくしい。

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カンパネルラ

Posted by ブクログ 2011年02月17日

よくわからなかったけど、この人の作品は内容より描写を楽しむものと思っている節がある私なのでこれもやはり好きです。
やっぱりこの空気感、澄んだ表現、たまらない。
「銀木犀」と似ているけれど、なにか関連があるのだろうか。

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カンパネルラ

Posted by ブクログ 2009年10月21日

風景の描写がすごい。木々の息づかいが伝わってきそう。後半の現実と幻想の曖昧になってゆく感じがたまらない。

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カンパネルラ

Posted by ブクログ 2007年03月17日

舞台は気怠い夏の深い緑と川・・・年に1度しか会えないから、後姿ならはっきりと思い出せるのに、いつも不鮮明で思い出せない兄の顔。そんな兄が毎日出かける「隠れ処」・・・突如現れた少年・・・宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に出て来る少年の名前といえば、わかるかなぁ。霞みがかかったような景色の中での不思議で切ない...続きを読む

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カンパネルラ

Posted by ブクログ 2006年05月14日

自分だけの秘密の場所を持ったことはありますか?そっけない兄が正午何処へ行っているのか。弟は兄を知る為に川を登り、ひっそりと生える銀木犀を見つける。そっけない兄と兄を追いかける弟のお話。真夏の森林浴のイメージ。

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