道頓堀川
作者名 :

1巻配信中

価格 475円 (税込)

両親を亡くした大学生の邦彦は、生活の糧を求めて道頓堀の喫茶店に住み込んだ。邦彦に優しい目を向ける店主の武内は、かつて玉突きに命をかけ、妻に去られた無頼の過去をもっていた。――夜は華やかなネオンの光に染まり、昼は街の汚濁を川面に浮かべて流れる道頓堀川。その歓楽の街に生きる男と女たちの人情の機微、秘めた情熱と屈折した思いを、青年の真率な視線でとらえた秀作。

ジャンル
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2013年10月04日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

道頓堀川

Posted by ブクログ 2014年10月09日

忘れられない一冊。

ノルウェイの森に似た感情が湧く。
男の子が主人公の話が個人的に好きなのかも。

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道頓堀川

Posted by ブクログ 2012年07月18日

道頓堀川の淀んだ泥水から、乞食の絵描きは人間の深緑色を見る。その緑色に惹かれて身を滅ぼしていった女と、その男が喫茶店に飾る美しい翡翠の水差し。


宮本輝の小説といえばまず一番に「業」だと思う。
人間の、どうにも自分の力ではあがらえない行動や心情や関係をありありと書く。


自分の範疇を超えた業は自...続きを読む

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道頓堀川

Posted by ブクログ 2011年02月01日

喫茶店のマスター・武内と、アルバイト学生・邦彦の二人の語りで物語が進みます。
ビリヤードにのめり込む息子、ビリヤード屋の店主、小料理屋の親父、ゲイボーイ、ストリップのダンサー、絵描きの易者、などなど…。なんとも色の濃い人たちに囲まれています。

それぞれが、葛藤しながら前を向いて生きて行く姿に清々し...続きを読む

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道頓堀川

ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年01月10日

宮本輝作品、2作目。
道頓堀川沿いに店を出す喫茶店リバー。
マスターである竹内鉄男と、ここでアルバイトとして働いている大学生の邦夫を中心に描かれた物語。

道頓堀という賑やかな場所で生きている人々の抱いている心情などがよく現わされているなぁ、と思った。
登場人物の間でやり取りされる言葉が関西弁で現わ...続きを読む

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道頓堀川

Posted by ブクログ 2009年11月06日

久々に読み返しましたが、何度読んでも、濃密で味わい深くて、読書をする楽しみを十二分に感じることができるなあと思いました。「辛い哀しい事が起こっても、いっこうにへこたれんと生きていけることが幸せやと思いますねェ」というセリフが好きです。

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道頓堀川

Posted by ブクログ 2007年05月07日

船に乗って行く
別々のところで生まれた
別々の心の
俺という数千人が
同じ船に乗り合わせて
流れていく

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道頓堀川

Posted by ブクログ 2018年05月20日

【昔読んだ本】
母の本棚になぜかずっとあって(全然好きそうじゃないのに…)、死ぬほど暇だった時に読んでみた。そしたら見事にハマって、この後しばらく宮本さんの作品を続けて読んでた。
惹かれない本でも時には読んでみるのもイイね。

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道頓堀川

Posted by ブクログ 2016年02月27日

キーワードは「貧しさ」でしょうか。
本書の舞台は大阪道頓堀川。鈍く光る川面で生活する登場人物は、その誰しもが何かしらの「貧しさ」を抱えています。もちろん「貧しさ」とは、金銭的なそれに限りません。離散する宿命を抱えた武内は金銭的には余裕があるのに、とても貧しくみえる人物ではないでしょうか。そんな「貧し...続きを読む

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道頓堀川

Posted by ブクログ 2015年01月15日

ある男からみた戦後の歓楽街に”寄せ集まった”男と女と仲間と親子の話。特に、男のうちにあるぼんやりとした弱さは個人的にこの一文にすべて、凝縮されているように思う。


”相手の心の開け具合を計算して、きっちり開いた分だけしか応じ返していかない哀しい人間の習性を、彼等はとりわけ狡猾に身につけていたが、反...続きを読む

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道頓堀川

Posted by ブクログ 2013年12月26日

なぜ、いまごろ 宮本輝をよむのか 
いまの私の 感性に 一番あっているようだ。
どろどろとした 人間の感情の絡み付き合いが
とても、いいのだ。

政夫が 父親 武内鉄男 と 玉突きで 決闘する。
政夫は 夫を捨てた 鈴子 と一緒についていった息子。
鈴子は どうしようもない 占い師についていったのだ...続きを読む

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