暗黒の森の中で銃声とともにこだまするうめき声。「来た。鬼が来たんじゃ」。昭和十三年、岡山県北部で起こった伝説の「三十三人殺傷事件」。おとなしく、利発でええ子だったはずの辰男は、なぜ、前代未聞の凶行へと至ったのか。狂気か? 憤怒か? 怨恨か? 古い村の因習と閉ざされた家族の歪な様相、人間の業と性の深淵を掘り下げながら、満月の晩に異形の「鬼」となって疾駈する主人公を濃密な文体で描き出した戦慄の長編小説。話題の女流作家が切り拓いた圧倒的迫力の新境地!

ジャンル
出版社
KADOKAWA / 角川書店
掲載誌・レーベル
角川ホラー文庫
電子版発売日
2014年02月21日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

夜啼きの森

Posted by ブクログ 2015年09月19日

悲しいような、なんとも言えない気持ちになる。
志麻子の文章はなんと自然に私のなかに流れ込んでくるんだろう。

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夜啼きの森

Posted by ブクログ 2009年03月10日

岩井志麻子の作品が好きだというと「えっ」って顔されますけど、「えっ」って言っちゃう人はメディアに露出してる岩井女史のイメージが先行してそう言ってしまうんだと思います。
『ぼっけえ、きょうてえ』以降、色々読んでみましたが、とても面白いです。
先入観で撥ね退けるのは良くないな。実に良くない。

自分の生...続きを読む

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夜啼きの森

Posted by ブクログ 2005年10月15日

これは私の一番大好きな本です。
っていうのもどうかと思うんですけど、も。
犯罪を犯してしまう者は、育ちとか生き方のうちにそうなってしまうのかなぁと。誰も悪くないし誰もが悪いんだろうと。

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夜啼きの森

Posted by ブクログ 2005年05月15日

岡山の「津山事件」を基にした小説。これが真実じゃないかと思わせるリアリティがあります。『ぼっけえ、きょうてえ』より面白いと思いました。

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夜啼きの森

Posted by ブクログ 2015年04月19日

閉鎖的な村ならではの不気味さ、怖さがベースになっている。

何かしでかしそうな辰男を怖れる村人たち。
のけ者にするくせに気になっている女たち。
そういった複雑な心理が上手く描けているため、最後の殺戮シーンがややあっさりな印象。
あえてそうしたのでしょうか。

鬱々した人ばかり。
虔吉だけは好感が持て...続きを読む

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夜啼きの森

ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年05月16日

八墓村好きな方はぜひ。

岩井氏の文章は、重たいです。
なんだかとても時間がかかります。

方言も多く、なんというかねっとりというか、ずっしりというかそういう感じ…

なんとなく、後で何が起こるのか分かっていつつもその瞬間が来るのが怖い、でも期待してしまう、そんな感じのホラーでした。

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夜啼きの森

ネタバレ

Posted by ブクログ 2010年11月05日

とにかく読んで不安定になる小説とでも言おうか。
岩井さんのホラーは全てそうなのだけれど、
殺人が行われた村の空間に漂う人々の、
恐怖がそのまま乗り移っているみたいなのだ。

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夜啼きの森

Posted by ブクログ 2007年08月19日

2007.8.18 岩井さんらしく、ねっとりした作品。題材の激しさにはじめはひるんだけど、とても丁寧に人物など描かれておりよかった。

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夜啼きの森

Posted by ブクログ 2007年07月04日

これは、岩井志麻子さんを知って読んだ3冊目の本です。

津山の三十二人殺し事件がモチーフになっている作品。

この話は5人の主人公からなるオムニバスみたいなもので、主人公…後に殺人鬼となる辰男の話が、とても印象に残っている。

彼がどうして、その事件を起こすに至ったのかは、やっぱり、周りの環境...続きを読む

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夜啼きの森

Posted by ブクログ 2006年12月29日

昭和の初め、岡山の寒村で起こった未曾有の事件『津山30人殺し』を題材にして描かれた小説。以前、事件記録を読んだことがあり、興味があったので読んでみました。岡山北部にある寒村の(現代から見れば異様で乱れた)土着的な風習や、犯人都井が事件を起こすまでの精神が歪み壊れていく様子が、村人の視点で語られてゆき...続きを読む

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