本能寺(上)

本能寺(上)

682円 (税込)

3pt

4.2

織田信長――群雄割拠する戦国の世、尾張の国に時代を凌駕する一人の天才が出現した。目を奪うきらびやかな軍装、常識を超えた鉄砲・長槍の戦術、そして足利将軍の政治的利用から破格の人材登用に至るまで、強烈な美意識と凄まじいまでの発想が、旧体制の既得権一切を破壊し、中世から近世へと歴史の扉をこじ開けてゆく。卓越した才を誇る家臣の明智光秀や木之下藤吉郎の理解さえ拒み、孤高に君臨する主君信長。その心奥に潜む壮絶な精神と雄大な構想に迫る画期的歴史長編。

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  • 本能寺(上)
    682円 (税込)
    織田信長――群雄割拠する戦国の世、尾張の国に時代を凌駕する一人の天才が出現した。目を奪うきらびやかな軍装、常識を超えた鉄砲・長槍の戦術、そして足利将軍の政治的利用から破格の人材登用に至るまで、強烈な美意識と凄まじいまでの発想が、旧体制の既得権一切を破壊し、中世から近世へと歴史の扉をこじ開けてゆく。卓越した才を誇る家臣の明智光秀や木之下藤吉郎の理解さえ拒み、孤高に君臨する主君信長。その心奥に潜む壮絶な精神と雄大な構想に迫る画期的歴史長編。
  • 本能寺(下)
    682円 (税込)
    鬼神のごとき起動力で、宿敵浅井・朝倉氏を屠り、戦国時代最強の武田軍団を懺滅し、石山本願寺宗徒を殺戮する信長。一方で宣教師に西洋の知識を求め、壮麗な安土城を築き、市場経済の改革を進める信長。人間五十年、戦乱の収拾と新時代の創造には、残された時間があまりにも少ない。それを知った英傑は明智光秀こそ偉業の後継者と思い定める。しかしその決断には、時代と隔絶した天才ゆえの悲劇が……。日本史上最大の謎とされる本能寺ノ変に斬新な解釈で挑む歴史大作。

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本能寺(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年06月28日

    岐阜を得てからの信長さんのお話。
    とてもコンパクトに淀みなくお話が進んでいきます。
    歴史の流れもわかりやすかったです。

    このお話の信長さんは優しさと厳しさをバランスよく併せ持っており、とても懐が深く、人間味がありました。
    これは惚れちゃう!

    朝倉&浅井父子の髑髏杯も生と死を見つめ武士として己が今...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年09月20日

    2回目読破。
    相変わらず、信長贔屓な目線が少し気になる。
    しかし、読みやすくて、明智光秀・細川藤孝の視線で信長の動きが
    追えるのが楽しい。
    下巻ももう一度読もう。

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    Posted by ブクログ 2017年08月16日

     本作に描かれているのは「天才」信長であり「革命児」信長である。「狂人」でもなく「魔王」でもない。

     謎の多い本能寺の変については、沢山の説があるが、ここで描かれる結末は、既得権益を滅ぼそうとした天才と、それについて行けなかった、ついて行きたくなかった過去の存在とのせめぎあいの結果である。50年の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年05月15日

     織田信長の大志(政治・宗教・芸術)に極めて野心的に思考を働かせた名作となっている。キーワードは、不世出な天才としてあらゆる既得権を根絶やしにすること。そして新しい政体を作り上げていくこと。

     信長が何を考えていたか資料が残っていないためいずれの史書も推測の域を脱していないがそれに対して美意識の想...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    いちいち面白くていちいち納得させられる。特に何度も繰り返される「既得権の打破」というのは納得。ところで読んでいる自分の中には確固とした信長像が無い(よくあるうつけ像、鉄砲の重用、など教科書的なイメージしか無い)ので、この本で描かれる信長像がすんなり入ってくる(きてしまう)。これはよいことなのか悪いこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    織田信長を尊敬してるんやけど、そーゆー人にはオススメです。
    ちょっと信長に寄りすぎな解釈もあると思うけど、
    読み物の一つとしてはまぁまぁ面白かったです。

    0

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