熟考したつもりでも、私たちは思い込みや常識など具体的な事柄に囚われている。問題に直面した際、本当に必要なのは「抽象的思考」なのに――。「疑問を閃きに変えるには」「“知る”という危険」「決めつけない賢さ」「自分自身の育て方」等々、累計1300万部を超える人気作家が「考えるヒント」を大公開。明日をより楽しく、より自由にする「抽象的思考」を養うには? 一生つかえる思考の秘訣が詰まった画期的提言。
ユーザーレビュー
Posted by ブクログ 2018年05月19日
じぶんがよく分からなくなったら立ち戻れる本。非常にスッと言葉が入ってくる。「知る」≠「考える」
具体的なもの に触れ続けると疲れてしまう気がするのは、そこに、受け取る側であるこちらの想像したり思考したりする幅、余白が感じられないからなのかもなぁ。
あとがき、にまでこの方の性格?が表れていて面白い...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年11月23日
理系の研究者であり、作家である森先生のことをつい最近知りまして、強く興味を持ちまして、ここ数年で出版された新書を三冊ほど購入したうちの一冊目。
物事に対する考え方について知ることができたよ一冊でした。
付箋は12枚付きました。
Posted by ブクログ 2016年06月26日
具体的ではなく、抽象的にものごとを考えることの重要さを説いている。
多くの人が「具体的な思考法」という即効性のあるものばかりを追い求めるため、
結果として、独創的な発想や斬新なアイデアが出てこなくなるという。
知っているのと知っていないのとでは、
日々の生活の捉え方がかなり変わる気がする。
Posted by ブクログ 2015年02月27日
すごく素晴らしい本だった。
森博嗣さんの著作を追っていくことになりそうだ。
抽象的に考えることによって、いろんなことを
解決することができるかもしれない。
まあ、解決出来なくてもいいけれど。
僕の中では絶対的にこの本がおすすめなんだけど、
面白くないという人もたくさんいるような気がする。
でも、読ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月18日
私は計量心理学の授業を受けている、実は潜りで聴講しているため今年で二回目だ。先生に授業内容を質問した際、「二年目だと授業のなかでそういう疑問がでてきますか?」と言われた。私は授業ではなく、論文を読もうとする時、読解できずに気付く旨を答えた。最近はひとつの論文を入り口に、その領域の他の論文をしらみつぶ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月14日
抽象的思考のすすめ。具体的に考える,行動することで囚われる危険性。抽象的思考による一般化。抽象的思考で得たアイデアを具体的にしていくことの必要性。具体的な作業の中に発想があること。
この時期にこの本を読めて良かった。年内に再読したい。研究・教育・生き方の視点を変えられそうな気がする。
→「楽しく学ぼ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月13日
抽象的思考とは、考えることの必要性について書かれていた。
読んでいるなかで、自分が具体的に話しがちであることに、気がついた。具体的の方が分かりやすいと感じていたが、創造力をかきたてることがたいため、創造性をかき消していたのかもしれない。
また、考えるのが面倒で、人の意見の引用を無意識でやっていたこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月15日
p.83
歳を取ると、自分に無縁なものが増えてくるし、割り切れるようになる。そんなことに金をかけても、なんの足しにもならない(ならなかった)、と処理する。こうして、欲求はすべて小さな具体的なものばかりになり、予感や願望だけの「美しさ」は無益なものとして排除される。ついには、もう毎日の自分の身の回り...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月13日
具体的ではなく、抽象的に考えよう、という話。しかし肉体や立場は具体だったりする。そこが悩みの種であるけれど、まあ悩めばいい。
人間と石はあまり対立しない。人間と犬も。人と人は、違っているから喧嘩になるのではなく、同じことを考えているから喧嘩になる。やはり虚無感を持ちながら楽しい未来を想像することだ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月31日
この本に書かれている思考法は、ある意味、自分が目指す思考法の理想の形だと思います。
そのため、理解できるところ、納得できる表現がたくさんありました。
「友達」についての考え方や、「教育」についての姿勢は、自分にかなり近いものがありますし、「なにものにも拘らない」というポリシーにも、かなり共感で...続きを読む