江戸で日に千両落ちるところといえば吉原。だが、快楽の夢に酔いしれたつけは、翌朝になれば待ったなしでまわってくる。懐中のものでまかなえぬ遊客には“付き馬”が遊女屋からついてゆくが、それでも無理な場合は、専門の取り立て屋の“馬屋”に依頼がゆく。その馬屋の跡目を町内きっての器量よし、おえんが継いだ。強談して埒があかないときには、一日も欠かさず付きまとい、目的のためにはどんな手段もいとわない。金と色が渦巻く吉原で型破りのヒロインが活躍する連作時代小説。
- ジャンル
- :
- 歴史・時代 / 歴史・時代小説
- 出版社
- :
- KADOKAWA / 角川書店
- 掲載誌・レーベル
- :
- 角川文庫
- 電子版発売日
- :
- 2014年02月21日
- コンテンツ形式
- :
- EPUB
- 対応端末
- :
-
- Lideo
- Win PC
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- Android
- ブラウザ
ユーザーレビュー
Posted by ブクログ 2014年12月07日
アンソロジーの中に入っていた一作で、面白そうだったので手に取りました。
馬屋と言う職業、本当にあったのかしら。
吉原の取り立て屋とでも言えばいいでしょうか。
面白かったのだけれど、取り立て屋終了後がかなりアッサリしていて、その後が気になる。
吉原でお金を踏み倒した奴等は悪どい人ばかりで、主人公の...続きを読む