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Posted by ブクログ 2022年05月01日
やっぱり短編より長編の方が読み応えがある!
手がかりが少しずつ発見される過程が丁寧に描かれているので引き込まれる。
幾つもの要因が絡まりあう謎にはそれぞれの理由があり、無理なく説明がされていて良い。
最後はしんみりしちゃったけれども、きれいな終わり方だったなぁと思う。
アリスたちの掛け合いもコミカル...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月21日
読み終わるのに10日ほどかかった。
白状すると、最初の方は特に引き込まれないというか、ノってこないというか、とにかく寝落ちをしまくった。
でも謎がどんどん深まり火村が「分かんねぇんだよな」と呟くところに同感し、二転三転する犯人像にこの話はきちんと解決するのかと不安になった。残り少なくなるページにやき...続きを読む
犯人はだれだだれだと話しが進み、ようやく犯人が明かされたときは少しだけ泣いてしまいました。
被害者?側の話はダリだとか繭だとかで重いので、火村先生のアリスさんに対する愛ある毒舌が話を陽の方に傾けている気がします。
Posted by ブクログ 2023年06月01日
なんだかふしぎな話だった。
ミステリとしては、「えー」って思うようなところがそれなりの理由を持って説明されるので、わりとすっきりした感じで読めてよかったし、ダリと繭のイメージが印象的でそこがよかったな。
幻想とか妄想とか感覚とかの揺らぎとか現実との乖離とか、TRUMPシリーズの繭期のイメージもあって...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月28日
とても丁寧で、ある種の安心感を抱きながら読むことができ、最後には程よい驚きを味あわせてくれる。
"なぜ遺体にトレードマークの髭がないのか"
"いつもと違ってなぜフロートカプセルは50分に設定されていたのか"
などの奇妙な謎を残したまま、一つ一つ手がかりを提示...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月13日
「超現実主義」者であるサルバドール・ダリに心酔していた宝石商の社長が殺害されたが…という話。
様々な人間が犯人なのじゃないかと匂わせながら、最終的にたどり着くのは殺人という非現実的な行為をした人物の解明。彼の「繭」の中において、殺人はとても現実的な行為であるのかもしれないけれど、周囲の人間から見た...続きを読む
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