ダリの繭
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ダリの繭

726円 (税込)
508円 (税込) 4月25日まで

2pt

幻想を愛し、奇行で知られたシュールレアリスムの巨人―サルバドール・ダリ。宝飾デザインも手掛けたこの天才の心酔者で知られる宝石チェーン社長が神戸の別邸で殺された。現代の繭とも言うべきフロートカプセルの中で発見されたその死体は、彼のトレードマークであったダリ髭がない。そして他にも多くの不可解な点が……!? 事件解決に立ち上がった推理作家・有栖川有栖と犯罪社会学者・火村英生が難解なメッセージに挑む! ミステリー界の旗手が綴る究極のパズラー。

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ダリの繭 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月01日

    やっぱり短編より長編の方が読み応えがある!
    手がかりが少しずつ発見される過程が丁寧に描かれているので引き込まれる。
    幾つもの要因が絡まりあう謎にはそれぞれの理由があり、無理なく説明がされていて良い。
    最後はしんみりしちゃったけれども、きれいな終わり方だったなぁと思う。
    アリスたちの掛け合いもコミカル...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月21日

    読み終わるのに10日ほどかかった。
    白状すると、最初の方は特に引き込まれないというか、ノってこないというか、とにかく寝落ちをしまくった。
    でも謎がどんどん深まり火村が「分かんねぇんだよな」と呟くところに同感し、二転三転する犯人像にこの話はきちんと解決するのかと不安になった。残り少なくなるページにやき...続きを読む

    0
    購入済み

    最後は少し泣いてしまった…

    2024年01月14日

    犯人はだれだだれだと話しが進み、ようやく犯人が明かされたときは少しだけ泣いてしまいました。

    被害者?側の話はダリだとか繭だとかで重いので、火村先生のアリスさんに対する愛ある毒舌が話を陽の方に傾けている気がします。

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    Posted by ブクログ 2023年06月01日

    なんだかふしぎな話だった。
    ミステリとしては、「えー」って思うようなところがそれなりの理由を持って説明されるので、わりとすっきりした感じで読めてよかったし、ダリと繭のイメージが印象的でそこがよかったな。
    幻想とか妄想とか感覚とかの揺らぎとか現実との乖離とか、TRUMPシリーズの繭期のイメージもあって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月24日

    前半はかなりのんびりした感じなので飽きずに中盤まで一気に読むのが良さそう。一度前半途中まで読んで飽きてたので...

    まだ2作しか読んでいないのですが、有栖川作品、最後が物悲しいというか切ない感じが多いのでしょうか。
    最後の描写好きでした。

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月19日

    徐々に明らかになっていく真相。探偵役の火村からではないところもあり斬新だった。ダリの繭というものを用いた犯罪もアイディアを感じた。

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    Posted by ブクログ 2021年08月28日

    とても丁寧で、ある種の安心感を抱きながら読むことができ、最後には程よい驚きを味あわせてくれる。

    "なぜ遺体にトレードマークの髭がないのか"
    "いつもと違ってなぜフロートカプセルは50分に設定されていたのか"
    などの奇妙な謎を残したまま、一つ一つ手がかりを提示...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月13日

    「超現実主義」者であるサルバドール・ダリに心酔していた宝石商の社長が殺害されたが…という話。

    様々な人間が犯人なのじゃないかと匂わせながら、最終的にたどり着くのは殺人という非現実的な行為をした人物の解明。彼の「繭」の中において、殺人はとても現実的な行為であるのかもしれないけれど、周囲の人間から見た...続きを読む

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    時代に慣れれば面白く読めます

    xfh
    2019年10月14日

    昭和後期~平成初期らへんの時代感覚です。
    携帯電話がありません。ワープロ、ラジカセ、自作のカセットテープ、店探しはタウンページ、買い物はテレフォン・ショッピング。
    オフィスの自席で喫煙、40代の登場人物の父親が第二次世界大戦に出兵経験あり、など。
    また、作家アリスシリーズの最近の作品を先に読ん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年03月09日

    殺されるのは一人だけであるにも関わらず、読み進めていると状況が二転三転。
    その情報の出し方が上手くて、最後までぐいぐい引っ張られた。

    0

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