小説 ザ・ゼネコン

小説 ザ・ゼネコン

726円 (税込)

3pt

3.5

バブル前夜、大洋銀行調査役の山本泰世は、準大手ゼネコン・東和建設への出向を命じられた。拡大路線をひた走る同社社長の秘書となった山本は、建設業界のダーティーな実態を目にする。公共事業と政治献金、株価操作……莫大な利権をもとに政界・官界と癒着した業界は、徹底した談合体質を有し、闇社会とのつながりももっていた。建設業界を舞台に、日本の政治と経済の暗部に切り込み、組織と個人のあり方に鋭く迫った問題作。

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小説 ザ・ゼネコン のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年06月28日

    高杉良の「ザ ○○」シリーズ。
    「ザ 外資」に続いて読んでみました。

    日本語チックに言うなら、「まさにゼネコン」とも
    言えるほどまるでノンフィクションかのような描写。
    (まぁ、話のモデルは存在していますが…)

    高杉良の特長でもある情報量と独特のストーリー展開を
    付け加え、面白い小説になっている。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    経済小説。バブル崩壊前の建設業界を描いている。
    大手ゼネコン「東和建設」のメーンバンクに勤める山本が出向を命じられるところからスタートする。
    そこで建設業界の様々な一面を見ることになる。

    政治力がものを言う世界。騙し合い。談合は当たり前の世界。
    物語とは別に「談合」については、考えさせられるものが...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    物語の中心は1988年に大手ホテルチェーンを買収する準大手ゼネコンがモデル。このゼネコンのメインバンクの中堅社員がこのゼネコンに出向するところから物語は始まる。

    複雑な人間関係を簡素に分かりやすく書かれていて読みやすい。
    ただ、ゼネコンの談合体質にもう少し触れてくれても良かったかなと思う。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    こういう社会派小説(っていうのかな?)って初めて読みました。なので、なかなか読み進めるのに苦労しました。でも業界の話って面白い。会社役員も大変だ。

    0

    Posted by ブクログ 2013年04月19日

    覚悟を決めるために読んだ一冊。

    半分くらいは事実を多少脚色して描写しているので、ゼネコンという業界の嫌な面を知るのには最適な一冊かもしれない。
    ただし経営者レベルにならなければ感じないことではあろうけど。

    小説としては、盛り上がりからクライマックスへの運びが急すぎる、かつ、あっさりしすぎなのでは...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年10月16日

    有力政治家に繋がることのすごさ、案件の獲得や銀行との付き合いなどいろいろなゼネコンの裏事情(?)みたいなものがよく分かった。かつて買収したホテルの前に、この小説のモデルとなった本店があるのだけれど、なんだかとっても切なくなる・・・・。

    0

    Posted by ブクログ 2011年08月25日

    初めはどうなる事かと思ったが、読み進めるにあたりどんどん引き込まれた。

    まさにスロースターターの小説だ。

    バブル前の話だが、今現在にも共通する組織の体質がみられて面白い。

    組織の中で自分を曲げない強さ、そして良きにつけても悪しきにつけてもコミュニケーションの大事さが良く分かる小説だ。

    0

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