てつがくを着て、まちを歩こう ――ファッション考現学

てつがくを着て、まちを歩こう ――ファッション考現学

935円 (税込)

4pt

ケータイ電話が日常のコミュニケーションの主流となり、現実とヴァーチャルな世界との境界がかぎりなく曖昧なものになりつつある今日、ファッション、モードの世界はかつての規範から解きはなたれた人びとの思い思いの「てつがく」の交響の場となっている。目まぐるしく変遷するモードの世界に、変わることのない肯定的眼差しを送りつづけてきた著者のしなやかなファッション考現学。

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てつがくを着て、まちを歩こう ――ファッション考現学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月20日

    わー!おもしろかった!
    モード(ファッション)論ですが、身体についてもかなり触れているので身体論としても興味深いです。
    私は大学の身体論をほとんど理解できなかった人間だけど、この本だとおもしろい視点がどんどん入ってきたので、理解が深められた気がする。

    そしてことば使いがとてもきれいで、読んでいて気...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年09月14日

    良い本だった! ファッションそのものというか哲学の本で、時代に廃れぬまなざしがある。身にまとうものを含めた自分というおしだしについての哲学。
    その人がそのまま表出されているすがたというのが一番魅力的なんだと語るような場面(ちょっと受け取り方に語弊があるかもしれないけど)が何度となくあって印象的。ある...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月13日

    服装ひとつで人の印象はガラッと変わる。
    ファッションは自分を表現する手段のひとつ。
    どちらもその通りだと思うのだが、「印象(impression)」の反対語は「表現(expresssion)」である。ファッションは元々、夏に着物に薄地の絹織物をはおることで見る人の目を涼ませたり、艶やかな色の服で見る...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年03月06日

    服だけでなく身体、粋、他人への思いやりについて書かれている
    それらを身につけた上でのファッション
    はずし、余裕、美学
    「おしゃれ」と「個性」という言葉になにか違和感を感じる人には特に読んでほしい
    人と違う服を着るのだけがおしゃれじゃあ、ないんだよねぇ

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    着飾りすぎるのは、格好わるい。そこには他人がいないからである。

    ドレスアップと同時にドレスダウンも大事。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「現代の若い子は、なんで寒いのにミニスカートなんかはいてるんだろうなぁ」という素朴な疑問が解決した。

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    Posted by ブクログ 2021年03月30日

    服装が身ごなしを誘導しているという話が印象に残っている。社会的に女性にされていく過程のなかに、服装による影響があることはわかっていたんだけれど、ふるまいへの強制力には気づいていなかった。

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    Posted by ブクログ 2018年03月01日

    2000年前半に書かれている本なので
    今現在と比較するとあーそうそうあったわ、そうゆうことも。とか
    懐かしいような
    それでいて、ごもっともと思うこともしばしば。
    自分に一番遠い自分とか。
    鏡越しで見ないと自分を見れない自分がいて
    でも自分以外の人からは自分がよく見えるって。
    当り前なんだけどごもっと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月30日

    「ファッション考現学」というサブ・タイトルがつけられているように、さまざまな雑誌に掲載されたファッション論を集めた本です。

    著者は本書の冒頭で、次のように述べています。「ファッションにぜんぜん気がいかないひとはかっこよくないが、ファッション、ファッション……とそれしか頭にないひとはもっとかっこわる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ファッション心理学(?)の本です。
    流行に乗っかるも乗っからないもスタイルの一つではあるんだなぁと思いました。
    モードは自身を裏切ることを宿命としていると言われると、そうだなぁと思うと同時に
    じゃあ確かなファッションというものはあるのだろうかと考えてみたり。
    他者を慮るファッションという考え方も私に...続きを読む

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