この数年“ナショナリズム”をめぐる議論がかまびすしい。世界では冷戦に代わる国際秩序が定まらない中、極東アジアでは「北朝鮮」という冷戦の産物が大きな比重を占めている。国内においてもバブルの崩壊とグローバリゼーションの拡大に伴う「成果主義」や「市場原理主義」の浸潤によって、セーフティ・ネットが整備されないまま、勝ち組・負け組みへの階層化が進み、社会の安定感は急速に失われつつある。さまざまな要因が複雑に絡み合いながら過熱化する一方の言説を丁寧に解きほぐし、「愛国心」の行方について考える。

ジャンル
出版社
筑摩書房
掲載誌・レーベル
ちくま新書
電子版発売日
2014年01月24日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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  • ブラウザ

〈私〉の愛国心

Posted by ブクログ 2008年06月22日

 じっくり読んで考えてもらうような記事を女性雑誌に載せることはもはや出来ない。
 女性として今の日本に生まれた、という現状に疑問を抱くことなく、それを追認する雑誌。そのなかでどう振舞うのが自分に得か、という観点だけから関心の対象を決定する。そして、その対象を少しでも越えるものには、一切興味を示さない...続きを読む

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〈私〉の愛国心

ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年01月06日

◎外の環境は変えられないので、それならばと、自分のきわめて私的な世界を限りなく拡張使用との無意識の欲望から出てくる行為か。-清水真砂子


◎身の回りにしか関心が無いという、ある種の新しいリアリズムに急激にかたむきつつある。


◎自分に起きたことをすべて認め、その上で自分の特になることだけに関心を...続きを読む

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〈私〉の愛国心

Posted by ブクログ 2008年05月15日

今の日本の状況を精神科医の立場で分析してある。
「まえがき」と「あとがき」を読むと、なぜ彼女が発言を続けるのかがよくわかる。
そうなのかと思える部分が多かった。


作成日時 2006年11月02日 05:47

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〈私〉の愛国心

Posted by ブクログ 2005年03月23日

この本のタイトルからみて分類がマスメディアというのは適切か、という疑問があるかもしれない。しかしナショナリズムというものが共同幻想にもとづくものだとすれば、その幻想を作りだし媒介しているものとして当然にメディアといいうものの存在が立ち上がってくる。それゆえに分類はマスメディアとさせてもらう。
本文の...続きを読む

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〈私〉の愛国心

Posted by ブクログ 2005年12月27日

愛国心とは何か、それを考えようとしたときに、「読みやすそうだから」という理由だけで手にしてしまった一冊。香山先生は、近年のナショナリズムの高まりを、現代日本人が抱える心の病みからきているのだとおっしゃっているけれど(と私は思ったんやけど)それだけじゃない気が私にはしてる。日本人の内側だけの問題じゃ...続きを読む

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