小田原北条家の尖兵、玉縄北条家の当主・氏舜は、一門を率いて関東の戦場を駆けめぐっていたが、心中では仏門への憧憬を捨て切れず、己の生きる道に思い悩んでいた。里見家より人質として送られて来た美しく気高い尼僧・青蓮尼を一目見たときから、その苦悩は一層深まる。理念と情念の相剋を描いた胸に沁みる物語。(講談社文庫)

ジャンル
出版社
講談社
掲載誌・レーベル
講談社文庫
ページ数
320ページ
電子版発売日
2013年08月09日
紙の本の発売
2013年07月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

戦国鎌倉悲譚 剋

Posted by ブクログ 2016年01月18日

この物語は、伊東潤が有隣新書の太平寺滅亡 鎌倉尼五山秘話をヒントに書いたものだそうだ。最初に読んだ伊東潤の作品である「悲運山中城」につながる背景が描かれており、間宮氏の玉縄北条家での活躍にも触れられていて興味深い流れとなっていた。前半は、どうしても戦国の、しかも北条家の一門の話から入るので、似てい...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

戦国鎌倉悲譚 剋

ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年05月12日

単行本既読。
玉縄北条氏舜と鎌倉太平寺滅亡の原因となった里見義弘・青岳尼の娘・青蓮尼との話。
短編集だが、主人公はすべて氏舜。

初めて読んだ伊東本がこの単行本だった。
ラストシーンが頭に残っていて、あの話はどれだったんだろう?と思っていた。これだった。
改めて読んだら、やはり面白かった。
玉縄北条...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

戦国鎌倉悲譚 剋

Posted by ブクログ 2013年12月24日

全1巻。
北条氏の史料から名前が消えた謎多き人物、
北条氏舜を掘り下げた話。


手に汗にぎるような山場も無く、
ずっとフラフラする氏舜の心情を追うような物語。

「地黄八幡」と恐れられた
由緒ある武家の頭領として生まれながら、
人として生きることを夢見た氏舜。
どっちつかずの揺れ動く信念がイライラ...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?