卍(まんじ)
作者名 :

1巻配信中

価格 529円 (税込)

夫に不満のある若い妻・園子は、技芸学校で出会った光子と禁断の関係に落ちる。しかし奔放で妖艶な光子は、一方で異性の愛人・綿貫との逢瀬を続ける。光子への狂おしいまでの情欲と独占欲に苦しむ園子は、死を思いつめるが――。おたがいを虜にしあった二人の女が織りなす、淫靡で濃密な愛憎と悲劇的な結末を、生々しい告白体で綴り、恋愛小説家谷崎の名を不動のものとした傑作。

ジャンル
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2013年08月09日
コンテンツ形式
XMDF
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

卍(まんじ)

Posted by ブクログ 2017年02月22日

有閑マダムである園子さんに愛人ができます。相手は若い独身の美女・光子。やはりお金持ちのお嬢様。性的なコトも含む、同性愛です。
ところが美女・光子には以前から別に相手がいた。栄次郎。男性。つまり、若き美女・光子は両刀使い。バイだった。
(人妻・園子も人妻なんで、本質的にはバイな訳ですが)
目眩がするの...続きを読む

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卍(まんじ)

ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年09月03日

上品に、でも正直に性について書かれていて、文章は美しく、戦前の雰囲気がわかる小説としても最高傑作!平凡な結婚生活で満足だったのに変態の世界に足を踏み入れ、悩み後悔し、少し嫌なやつになって悲惨な最後を迎える夫。何かの新聞で読んだ「清廉潔白に生きて死ぬだけなら動物と変わらない」という言葉思い出した。過ち...続きを読む

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卍(まんじ)

Posted by ブクログ 2016年05月02日

ページに文字がびっしりで、読んでも読んでもなかなか終わらないけれど、がんばってよんでください。
そのうちに、谷崎の関西弁の文体がお経のように回って抜け出せなくなる。
細かくも正確な言い回し、谷崎のきちっとした性格が感じられる。
個人的には登場人物の狂いっぷり、いかれっぷりが最高。
「ステッキボーイ」...続きを読む

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卍(まんじ)

Posted by ブクログ 2015年12月13日

 柿内園子が作者に告白するという形式をとった物語。大阪弁がするすると入ってくるのでどんどん読み進められる。夫持ちの園子が光子と同性愛を育む一方で、光子に異性の恋人・綿貫ができた辺りから話は深みへとはまっていき、最後の方はまさかの展開。ストーリー展開の妙とテンポの良さがすごくて、本当に面白かった。奔放...続きを読む

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卍(まんじ)

Posted by ブクログ 2014年09月03日

谷崎潤一郎が1928年に雑誌"改造"に発表した長編小説。主人公の柿内園子が自分が係わった事件について先生に話すという体裁の作品で、初めて読む人は、関西弁の口語体で書かれている文章で面食らうと思いますが、慣れればけっこうすらすらと読めます。前半の園子と光子の同性愛的な話から、後半、...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月08日

こんなに理解があって優しい夫がいるのに我儘だなぁなんて思っていたら、終盤カオスすぎて…。現実でも一家を洗脳して殺人にまで追い込むサイコな事件が稀に起きるけど、光子はまさにそういう犯人と同じ種類の人間。

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卍(まんじ)

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年08月20日

谷崎が好きなのと、装丁の美しさに惹かれて購入。
谷崎らしい狂人の愛、後年の谷垣に通じる関西貴婦人の柔らかい言葉。 ラスト10頁くらいの話の展開には驚く。

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卍(まんじ)

Posted by ブクログ 2018年07月10日

初めて読んだ谷崎潤一郎。タイトルが気になって買ったけど、こんな話だとは思わなかった。マインドコントロールで支配していく光子のサイコっぷりが恐ろしい。

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卍(まんじ)

Posted by ブクログ 2018年05月14日

文体が大阪弁で、まるで話を聞いているかのように読める。
登場人物のそれぞれがお互いの裏をかきあい、頭で整理しながら読まないとややこしくなってしまう。
ヒロイン光子は谷崎の作品らしい悪女。

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卍(まんじ)

Posted by ブクログ 2018年04月13日

大阪弁が美しい。私がよく行く土地が出てきて面白かった。光子の悪魔的な魅力とそれに振り回される夫婦が滑稽でもあり、憐れでもあり。なんともスキャンダラスでドキドキする内容でした。
思ってたより変態ではなかった。もっと生々しい描写があるかと思ったけどそうでもなかった。

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