『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞した桜木紫乃のデビュー作品集! 真っ白に海が凍るオホーツク沿岸の町で静かに再会した男と女を描く『氷平線』。酪農の地を継ぐ者たちの悲しみと希望を、牧草匂う交歓の裏に映し出した『雪虫』(オール讀物新人賞受賞作)――。北海道の農村を覆う閉塞感と、そこに生きる男女の虚無的で乾いたセックスを鮮烈に描いた、読む者の魂を熱く震わせる全6篇を収録。桜木紫乃の原点はここにある。

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
電子版発売日
2013年07月31日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

氷平線

Posted by ブクログ 2017年08月10日

短編集、やっぱり好きだな。すぐにぐっと物語に入り込め、瞬時にその世界観を味わうことができるから。そして桜木さんの物語は本当に迷いがない。いつだって登場人部と私が対面できる贅沢な場面を作り上げてくれる。北海道は寂れた街や村。そこで藻掻いて生きる人間たち。当人は努力していても状況環境が許してくれない。い...続きを読む

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氷平線

Posted by ブクログ 2017年06月14日

会社の上司に勧められた桜木紫乃も二冊目。
終始、陰鬱な雰囲気を漂わせながら、道東を舞台に人間臭いやり取りを描く。短編6作。
人間の不器用さ、弱さ、欲望と、それに対になる部分に焦点をあて物語が進んでいく。

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氷平線

Posted by ブクログ 2015年11月04日

桜木紫乃さんの初単行本である短編集。
6つの短編全て舞台は北海道(主に釧路)で、一筋縄ではいかない男女の関係が描かれている。以前読んだ「誰もいない夜に咲く」とも通じる部分が多かった。
前も思ったけれど風景の描写が素晴らしくて、それも北海道の雄大な景色とかではなく、寒々しい北国の港町だとか裏ぶれた田舎...続きを読む

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氷平線

Posted by ブクログ 2015年08月11日

相変わらず、桜木紫乃作品にハマっております。
誰にでもある、闇みたいな暗さをサラリと重くなく、美しい北海道の景色と絡ませて、読み始めたら、どっぷり浸かります。
胸がいっぱいになり、ちょっと悲しく…生きていくのは大変だなぁ。

桜木紫乃作品はまるで、話の中に自分がいて、目の前でこの情景をみているような...続きを読む

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氷平線

Posted by ブクログ 2014年02月08日

北海道を舞台に描かれた作品が6つ、

何らかの焦りや、憂鬱感を抱えた主人公たちが、

希望を見出したり、自分の運命を受け入れたりする。。。

それは、悲しくもあり、なるべくして起こった結末でもあり。。。



この表紙のように、北の大地の広く冷たい空気感がつたわってくるというか、

モノクロの映画を...続きを読む

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氷平線

Posted by ブクログ 2013年09月23日

ホテルローヤルよりこちらの方が好みに合った。土地の感覚がないものに読ませる力量はたいしたもの。和裁の女性群像が印象的。
ラブレス≧これ>ホテルローヤルかな。
再読したい。今年の収穫の人かな。

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氷平線

Posted by ブクログ 2013年08月25日

釧路を舞台とした短編集。
どの話も良かった。
その中でも、海に帰るという作品が良かった。主人公の職人気質なところ、そこに出てくる絹子という女。結末はハッピーエンドではなかったが、とにかく良かった。
それ以外の作品も次どうなるんだろうと興味を持って、読み進めることができた。
桜木さんの本は2冊目。

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氷平線

Posted by ブクログ 2018年06月26日

桜木さん作品も未読があと数冊、というところで初期作品にしてみた。ここれまで読んできた作品の原点がここにあった、という感じ。

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氷平線

Posted by ブクログ 2017年12月25日

霧繭と氷平線が好き。
冬の常に薄曇りの道東の風景が蘇ってくるよう。
桜木作品は、その湿っぽさが癖になる感じだ。

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氷平線

Posted by ブクログ 2017年07月30日

6つの短編集。どの話も厳しい冬、短い夏、貧しい土地、人のしがらみが混ざった桜木ワールド全開。

雪虫:札幌で失敗して十勝に帰った達郎の元にやってきたフィリピン人。
霧繭:和裁師の真紀。武器は針一本。
夏の稜線:東京から嫁いできた京子。出航時刻午前5時のフェリーを目指し、娘の真由と家を出る。
海に帰る...続きを読む

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